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愛知工業大学

工学部 機械学科
機械工学専攻 4年

M.Yさん

愛知県立小坂井高等学校出身

材料工学の研究で得た知見を
自動車軽量化の仕事で活かしたい!

自分の手で加工を施し、一から
ものをつくる作業が一番楽しい!

 所属する材料工学研究室で「シリコン単結晶」の研究をしています。これは、パソコンやスマートフォンといった電子機器の半導体に幅広く使用されている素材です。シリコンは地球上で酸素の次に多い元素で、安定した構造を持っているのが特長。私は、このシリコン単結晶に微細な加工を施す際に重要になる「放電加工」に着目し、その加工法と構造の変化について調べています。

 このテーマを選んだのは、大学で実習を行うなかで、材料の加工について興味を持ったのがきっかけです。実習では「鍛造」と呼ばれる、金属に熱を加えてからハンマーやプレスで叩いたりねじったりして成形する加工法を学びました。小学生の頃からものづくりが大好きだったので、自分の手で一からものをつくり上げていく作業にいつも面白さを感じています。愛知工業大学は実習や設備が充実していて、興味を持ったことに挑戦できる環境なのがうれしいです。

 また、3年次に受講した「統合設計製作」という実習では、3D CADを使った3D図面の設計にも取り組みました。それまでは2Dの設計しか経験してこなかったので、より詳細に完成形をイメージしながら軽量化や強度などについても考えることができました。

 就職内定先の企業は、主に自動車の軽量化をめざし、部品の開発から製造までを一貫して行っています。4年間で得た知見を存分に活かし、設計にも積極的に携わりたいです。

My Research Activity私の研究活動

1年次に受講した「機械デザインセミナー」では、「エンターテインメント要素のある機械をつくる」ことをテーマに、グループでものづくりに挑戦しました。私たちのグループが製作したのは、「動く目覚まし時計」。音が鳴るとともに時計自体が動く仕組みを考えました。朝に弱いメンバーが多かったので、起きるときに一手間必要なエンタメ要素をプラスしたのです。完成品は不備があって動かなかったのですが……、その失敗も次に活かされています。

下が加工前の鉄、上が「鍛造」という加工を施したあとの鉄

愛知工業大学

最先端施設を備えた拠点で、ものづくり人材を育成

1959年、工科系大学として誕生した愛知工業大学。人と地球にやさしいエンジニアを育てる「創造と人間性」を教育モットーに、ものづくり産業の第一線で活躍できる人材を育成し、国内外の産業界に輩出してきました。2009年には工学部に経営学部と情報科学部が加わり、「工科系総合大学」へと進化。2010年には名古屋市内の交通アクセスのいいエリアに「自由ヶ丘キャンパス」を開設しました。豊田市にある広大な八草キャンパスには、2016年に食堂棟「セントラルガーデン」、2017年には「バイオ環境化学実験棟」など、充実の設備が次々に完成。ロボット研究ミュージアムや吹き抜けの建築アトリエなど、学生の向学心を刺激する充実の学びの場を提供しています。

学部学科

【八草キャンパス】 ■ 工学部:電気学科(電気工学専攻、電子情報工学専攻)/応用化学科(応用化学専攻、バイオ環境化学専攻)/機械学科(機械工学専攻、機械創造工学専攻)/土木工学科(土木工学専攻、防災土木工学専攻)/建築学科(建築学専攻、住居デザイン専攻) ■ 経営学部:経営学科(スポーツマネジメント専攻) ■ 情報科学部:情報科学科(コンピュータシステム専攻、メディア情報専攻) 【自由ヶ丘キャンパス】 ■ 経営学部:経営学科(経営情報システム専攻)

主な就職実績

トヨタ自動車、パナソニック、本田技研工業、SUBARU、東芝、ヤフー、トヨタ車体、トヨタ紡織、豊田合成、アイシン精機、住友電装、スズキ、イビデン、東芝プラントシステム、バッファロー、NECソフト、楽天、清水建設、大和ハウス工業、積水ハウス、岐阜信用金庫、INAX、リンナイ、西日本旅客鉄道、東海旅客鉄道、東日本旅客鉄道、綜合警備保障、YKK AP ほか

お問い合わせ先

〒470-0392 愛知県豊田市八草町八千草1247
入試広報課 TEL:0565-48-5011