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愛知工業大学

工学部 応用化学科
バイオ環境化学専攻 4年

N.Yさん

愛知県立阿久比高等学校出身

内気な自分を変えてくれた
化粧品の仕事に携わりたい!

遺伝子や微生物に関する
バイオ実験が得意だった

 理系の学びに興味を持ったきっかけは、中学生のころの化粧品との出会いでした。それまで内気だった性格が、化粧をすることで少しだけ自信を持てるようになり、感情を表に出せるようになったのです。将来は化粧品関係の仕事をしたいと思い、一度は専門学校への進学を考えましたが、より広い将来を見据えて、食品や薬品についても学べる愛知工業大学に進学しました。4年間学んでみて、この選択は正しかったと実感しています。

 とはいえ、最初は実験がうまくいかず仲間から遅れをとってしまうなど、難しさを実感することも少なくありませんでした。転機になったのは、3年次に受けた「バイオ環境化学実験」という授業でした。これは有機合成実験とバイオ実験という2分野の高度な実験に挑戦する授業で、微生物や遺伝子、今話題のPCRに関する実験にも取り組みました。マイクロピペットを使ったとても細かい作業が多かったのですが、私はそれがとても上手だということをこのとき初めて知りました。菌の培養も得意だったり、「私はバイオ実験が向いている!」と実感できる瞬間でした。微生物などの目に見えないものを用いた実験は結果が出るまで成功しているかまったくわかりませんが、そのぶん大きなやりがいを感じながら取り組んでいます。

 卒業後は、化粧品や食品会社の品質管理職として働き、安全性を担保した製品を届ける仕事をサポートできればと思っています。

My Research Activity私の研究活動

卒業研究でフォーカスしているのは乳酸菌です。乳酸菌には整腸作用や血圧降下作用がありますが、それらの作用には、菌の周りに生成される多糖が関与していると考えられています。現在は、その菌体外多糖の生産を、環状ジグアニル酸という分子が制御していると仮定し、その証明をめざしています。細菌などの微生物は、地球上にいる全体のうち1%未満しか培養できないと言われています。謎が多く可能性に満ちた研究にわくわくしています。

分析実験などでは失敗も多かったので、バイオ実験で得意分野を見つけられてよかったです!

愛知工業大学

最先端施設を備えた拠点で、ものづくり人材を育成

1959年、工科系大学として誕生した愛知工業大学。人と地球にやさしいエンジニアを育てる「創造と人間性」を教育モットーに、ものづくり産業の第一線で活躍できる人材を育成し、国内外の産業界に輩出してきました。2009年には工学部に経営学部と情報科学部が加わり、「工科系総合大学」へと進化。2010年には名古屋市内の交通アクセスのいいエリアに「自由ヶ丘キャンパス」を開設しました。豊田市にある広大な八草キャンパスには、2016年に食堂棟「セントラルガーデン」、2017年には「バイオ環境化学実験棟」など、充実の設備が次々に完成。ロボット研究ミュージアムや吹き抜けの建築アトリエなど、学生の向学心を刺激する充実の学びの場を提供しています。

学部学科

【八草キャンパス】 ■ 工学部:電気学科(電気工学専攻、電子情報工学専攻)/応用化学科(応用化学専攻、バイオ環境化学専攻)/機械学科(機械工学専攻、機械創造工学専攻)/土木工学科(土木工学専攻、防災土木工学専攻)/建築学科(建築学専攻、住居デザイン専攻) ■ 経営学部:経営学科(スポーツマネジメント専攻) ■ 情報科学部:情報科学科(コンピュータシステム専攻、メディア情報専攻) 【自由ヶ丘キャンパス】 ■ 経営学部:経営学科(経営情報システム専攻)

主な就職実績

トヨタ自動車、パナソニック、本田技研工業、SUBARU、東芝、ヤフー、トヨタ車体、トヨタ紡織、豊田合成、アイシン精機、住友電装、スズキ、イビデン、東芝プラントシステム、バッファロー、NECソフト、楽天、清水建設、大和ハウス工業、積水ハウス、岐阜信用金庫、INAX、リンナイ、西日本旅客鉄道、東海旅客鉄道、東日本旅客鉄道、綜合警備保障、YKK AP ほか

お問い合わせ先

〒470-0392 愛知県豊田市八草町八千草1247
入試広報課 TEL:0565-48-5011