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愛知工業大学

工学部 電気学科
電子情報工学専攻 4年

K.Kさん

三重県立川越高等学校出身

食品工場で人が担う工程を
「画像認識」の技術で自動化

ハードとソフトの両面から
ロボット開発を幅広く学ぶ!

 人とともに作業をしてくれる「人協働ロボット」を用いて、食品をピッキングするシステムの構築に挑戦しています。私が実験で使っているロボットは、実際に食品工場の製造ラインにも採用されていて、人手不足対策や異物混入を防ぐことに一役買っているものです。

 研究で重要になるのが「画像認識」です。これは、画像や動画のなかに写っているものをコンピュータが識別する技術。ロボットがピックアップする対象を自動で認識できるようにするため、例えばそれが「からあげ」であれば、からあげの画像を何パターンも読み込ませてロボットに学習させます。プログラミングがとても難しいのですが、実際にロボットが思い通りに動くとうれしいです。

 現在は、ロボット開発のなかでもソフト面の研究に取り組んでいますが、所属している学科ではハード面も学ぶことができ非常に勉強になりました。なかでも印象に残っているのが、自律走行する小さな車型ロボットを制作した授業です。マイコンボードの作成からコース経路のプログラミング構築まで、一連の作業を遂げたあとにロボットを走らせる瞬間には格別の達成感がありました。

 ハードとソフトの両面を学んだことで、私にはソフトが向いていると実感することもできました。卒業後は、システムエンジニアとして働くことが決まっています。プログラミングに関する資格試験に取り組みながら、便利な世の中をつくることに貢献したいです。

My Research Activity私の研究活動

お弁当に盛り付けることなどを想定しながら、からあげのピッキング自動化をめざしています。画像認識を用いて対象物がある場所の距離や対象物の姿形を認識させ、どのように持ち上げ、弁当箱に詰めればよいかプログラミングによってシステムを構築します。からあげのような食品は、機械の部品などと違って同じ形をしているものがないのが難点です。この仕組みがどのように実用化されているのか、卒業研究で突き詰めたいと思います。

右側一番上の画像は距離を、右側真ん中の画像は色を、右側一番下の画像は赤外線で物体の形を認識します

愛知工業大学

最先端施設を備えた拠点で、ものづくり人材を育成

1959年、工科系大学として誕生した愛知工業大学。人と地球にやさしいエンジニアを育てる「創造と人間性」を教育モットーに、ものづくり産業の第一線で活躍できる人材を育成し、国内外の産業界に輩出してきました。2009年には工学部に経営学部と情報科学部が加わり、「工科系総合大学」へと進化。2010年には名古屋市内の交通アクセスのいいエリアに「自由ヶ丘キャンパス」を開設しました。豊田市にある広大な八草キャンパスには、2016年に食堂棟「セントラルガーデン」、2017年には「バイオ環境化学実験棟」など、充実の設備が次々に完成。ロボット研究ミュージアムや吹き抜けの建築アトリエなど、学生の向学心を刺激する充実の学びの場を提供しています。

学部学科

【八草キャンパス】 ■ 工学部:電気学科(電気工学専攻、電子情報工学専攻)/応用化学科(応用化学専攻、バイオ環境化学専攻)/機械学科(機械工学専攻、機械創造工学専攻)/土木工学科(土木工学専攻、防災土木工学専攻)/建築学科(建築学専攻、住居デザイン専攻) ■ 経営学部:経営学科(スポーツマネジメント専攻) ■ 情報科学部:情報科学科(コンピュータシステム専攻、メディア情報専攻) 【自由ヶ丘キャンパス】 ■ 経営学部:経営学科(経営情報システム専攻)

主な就職実績

トヨタ自動車、パナソニック、本田技研工業、SUBARU、東芝、ヤフー、トヨタ車体、トヨタ紡織、豊田合成、アイシン精機、住友電装、スズキ、イビデン、東芝プラントシステム、バッファロー、NECソフト、楽天、清水建設、大和ハウス工業、積水ハウス、岐阜信用金庫、INAX、リンナイ、西日本旅客鉄道、東海旅客鉄道、東日本旅客鉄道、綜合警備保障、YKK AP ほか

お問い合わせ先

〒470-0392 愛知県豊田市八草町八千草1247
入試広報課 TEL:0565-48-5011