
駒澤大学
医療健康科学部
診療放射線技術科学科 4年
F.Mさん
茨城県立古河中等教育学校出身
駒澤大学
医療健康科学部
診療放射線技術科学科 4年
F.Mさん
茨城県立古河中等教育学校出身
中学時代に部活動で怪我をした際、放射線を使って体の内部を撮影するX線検査を経験し、診療放射線技師という仕事に興味を持ちました。放射線といえば東日本大震災による福島原発事故の良くないイメージがありましたが、病気の早期発見やがん治療のために有効活用されている現状を知り、必要なものであると認識が変わったのも大きかったです。
所属する研究室では、こうした放射線に関する“正しい知識”を多くの人に知ってもらうための教材開発と効果検証に取り組んできました。私がつくったのは、医療現場で重視されて いる、放射線を安全に用いるための3つの原則(遮蔽、距離、時間)を学ぶ教材です。ピンボールを模したゲームで遊びながら、ものを介して放射線を減弱させる方法や、放射線と接する時間を最小限にする重要性を体感することができます。
この教材は、毎年行われている「放射線教材コンテスト」で全国94作品の中から最優秀賞を受賞することができました。実際に、本学の1年生に対してこの教材を使ったミニ授業をする機会もあり、自分が学んだことを外に伝えることにやりがいを感じています。今後も、放射線に関するリテラシーを高める研究に取り組んでいきたいです。
研究を通して磨かれたのは「他者に伝える力」。この経験を活かして、放射線を正しく理解してもらい、患者さんの不安を取り除くことができる診療放射線技師をめざしています。
所属している村田渉先生の研究室では、時々中学生や高校生に対して放射線の理解を深めてもらうための授業をする機会があります。そこで用いるのが、宇宙や大地からの放射線、医療による被ばくなど、生活の中の被ばく線量を一つずつカード化した「放射線量ブラックジャック」という教材。ブラックジャックの基本ルールはそのままに、がんリスクの基準線量とされる100mSvを目指してカードを引いていくゲームです。楽しくディスカッションしながら、放射線の実態に対する理解や興味を深めてもらっています。
「放射線量ブラックジャック」には、「胸部レントゲン 0.06mSv/回」など1枚1枚のカードに被ばく線量が記されている
開校130周年記念棟「種月館」(3号館)
駒澤大学は7学部17学科を擁する総合大学です。世田谷区の駒沢キャンパスは、渋谷駅から電車と徒歩で約20分。都会でありながらも緑豊かで広大な駒沢オリンピック公園に隣接し学修にも適した立地にあります。全学部の学生が4年間を同一キャンパス(ワンキャンパス)で学ぶため、学部学科・学年の垣根を超えた交流が可能です。このような環境をとおし、多様な価値観に触れながら、より豊かな人間性を育む大学であるためにさらなる進化を続けています。
駒澤大学の医療健康科学部 診療放射線技術科学科では、「診療放射線技師」を育成するコースを用意しています。国家試験対策だけでなく、本格的な研究環境も整っており、学内には、医療機器メーカー「バリアン・メディカルシステムズ」と共同で運用する本格的な放射線治療人材教育センターもあります。卒業生は、全国の医療機関で診療放射線技師として活躍しています。
■仏教学部:禅学科/仏教学科 ■文学部:国文学科/英米文学科/地理学科/歴史学科/社会学科/心理学科 ■経済学部:経済学科/商学科/現代応用経済学科 ■法学部:法律学科(フレックスA・B)/政治学科 ■経営学部:経営学科/市場戦略学科 ■医療健康科学部:診療放射線技術科学科 ■グローバル・メディア・スタディーズ学部:グローバル・メディア学科
IMSグループ( 板橋中央総合病院グループ)、川崎市病院局、キッコーマン株式会社 キッコーマン総合病院、黒部市民病院、公益財団法人神奈川県予防医学協会、国立大学法人東京科学大学、地方独立行政法人神奈川県立病院機構、独立行政法人国立病院機構災害医療センター、日本医科大学付属病院、沼津市立病院、富士フイルムメディカル株式会社、横浜市 脳卒中・神経脊柱センター ほか
〒154-8525 東京都世田谷区駒沢1-23-1
入学センター TEL:03-3418-9048