F-Lab.egg

金沢工業大学 大学院

工学研究科 バイオ・化学専攻
博士前期課程 2年

Y.Mさん

新潟県立三条高等学校出身

製品化に直結する
やりがいのある研究

学生の主体的な
プロジェクト活動が活発です

 金沢工業大学は、学生の主体的な学びを大切にする大学で、多彩なプロジェクト活動が展開されています。私は、大学で学んだ内容が社会とどうつながっているのか、実感できる機会を得たいと思い、「未来の高峰譲吉博士は君だ! 発酵産業活性化プロジェクト」に参加しました。このプロジェクトの活動で特に印象に残っているのは、夏休みに学内で開催される「KITサマー・サイエンス・スクール」で、小学5~6年生向けの実験教室を実施したこと。私たちのグループが企画した実験は、パンの発酵の再現です。ドライイーストと砂糖をチューブに入れて温め、その上に風船を被せます。しばらくすると二酸化炭素が発生して、風船が膨らみます。子どもたちからは分かりやすいと大好評でした。

 また4年次に、交換留学生としてアメリカの大学で学んだことも貴重な経験になりました。3週間ニューヨーク州の語学学校で英語を集中的に学んだ後、インディアナ州のローズハルマン工科大学に半年間通いました。英語の授業のほか、「Microbiology(微生物学)」「Cell Structure and Function(細胞の構造と機能)」など、専門科目も数多く履修しました。当然、授業は完全に英語で進められます。TOEIC®を受けてそれなりに準備はしていたつもりでしたが、最初はほとんど聞き取れませんでした。そこで、しっかり予習して、ある程度内容を理解してから授業に参加。オフィスアワーとチュータリング制度を活用して、教授と積極的にコミュニケーションを図るように心がけ、理解し、発言できるようになりました。

My Research Activity私の研究活動

私が所属する尾関研究室では、企業との共同研究で、機能性成分「α-EG」の含有量を高めたみりんを試験的に作成。パネラー9名に、そのみりんを使用した昼食を摂取してもらう実証実験を行ったところ、全員のコラーゲンスコアが上昇し、美肌効果が確認されました。研究成果を受けて、製品化の話し合いも進行しています。自分の研究が実際に社会で役立つという手応えが感じられ、研究にもさらに熱が入っています。

食事からのα-EG摂取でも、コラーゲン量が増えることが実証されました

金沢工業大学

未来社会をリードする人材を目指す

金沢工業大学では、学生自らが社会的価値を持つ研究課題を発見し、解決に取り組む社会実装型の教育研究を通じて、未来社会「Society5.0」をリードする研究力を身につけます。

「KITコーオプ教育プログラム」がスタート

企業が取り組む現実の課題に挑む「KITコーオプ教育プログラム」がスタートしました。4カ月~1年間の長期にわたって学生が、提携先の企業で業務に従事します。インターンシップと異なり、正課教育として実施されます。報酬も得るため、学生は責任を持って真剣に仕事を担うことになります。また、国連の「SDGs」(国連全加盟国が「誰一人取り残さない」世界の実現に向けて合意した目標)に関する取り組みも進めています。学生自らがSDGsに関連する社会的課題を探究し、解決策を高度な環境のもとで具体化しています。

学部学科

■ 工学部:機械工学科/航空システム工学科/ロボティクス学科/電気電子工学科(電気工学コース、電子工学コース)/情報工学科/環境土木工学科 ■ 情報フロンティア学部:メディア情報学科/経営情報学科/心理科学科 ■ 建築学部:建築学科(建築デザインコース、建築エンジニアリングコース) ■ バイオ・化学部:応用化学科/応用バイオ学科

主な就職実績

IHI、NTTドコモ、大林組、花王、鹿島建設、カプコン、川崎重工業、関西電力、京セラ、グンゼ、コクヨ、小松製作所、東日本旅客鉄道、清水建設、スズキ、SUBARU、住友林業、積水ハウス、ソフトバンク、ソニー、大成建設、大和ハウス工業、竹中工務店、東芝、凸版印刷、日本電産、日野自動車、北陸銀行、本田技研工業、三菱自動車工業、三菱重工業、三菱電機、ヤマハ、LIXIL、YKK ほか

お問い合わせ先

〒921-8501 石川県野々市市扇が丘7-1
入試センター TEL:076-248-0365