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愛知工業大学

工学部 電気学科 4年

K.Mさん

静岡県 浜松市立高等学校出身

就職に強い電気学科を
選んで未来が変わった!

特殊なレーザ光を使って
距離や速度を測定する研究

 レーザ光の「自己結合効果」に関する基礎研究に取り組んでいます。研究対象は、量子ドットレーザというパワーの強いレーザ光で、この現象を用いて距離や速度を測定する技術を開発するのが目標です。普通科から進学した私が、電気電子工学の高度な知識と技術を必要とする本格的な研究に取り組んでいることに自分が一番驚いています。

 高校時代は理系クラスに所属し、情報系学部に進学しようと考えていました。ただ、本格的にプログラミングを学んでみて自分に合わなかったらどうしようと不安を抱えていました。そんな中、電気学科の電子情報工学専攻なら、電気電子工学と情報工学を幅広く学びながら自分に合った研究テーマを探せると聞き、「ここだ!」と思い進学を決めました。

 この専攻の魅力は、まさにプログラミングから電子回路設計まで幅広く学べること。ソフトからハードまで理解できることは、就職活動でも大きな強みになりました。

 卒業後は、通信ネットワーク事業を行う企業の技術職に就くことが決まっています。携帯電話通信を支える責任ある仕事です。地元である東海エリアに根付いた企業なので、家族や知り合いも使っている通信インフラを支えるという意味でもやりがいがありそうです。コロナ禍の不安な状況でもいち早く就職が決まり、電気学科の社会的ニーズの高さを実感しています。就職後もしっかり知識をアップデートしていきたいと思っています。

My Research Activity私の研究活動

研究テーマの「自己結合効果」とは、レーザ光が対象物に当たって反射し、レーザを放つ機器内に戻るとき、出力光と戻り光が干渉を起こし、出力光がわずかに増減する現象を指します。従来は、ノイズとして扱われてきたこの現象を利用して、距離や速度を高い精度で測定する技術を開発しています。これが実用化できると、製造現場の生産ラインにおける検査などでの活用が期待できます。実社会とのつながりを意識できる研究テーマです。

レーザ光の実験に用いる測定装置。実験では、高度な機器の操作が必須です

愛知工業大学

最先端施設を備えた拠点で、ものづくり人材を育成

1959年、工科系大学として誕生した愛知工業大学。人と地球にやさしいエンジニアを育てる「創造と人間性」を教育モットーに、ものづくり産業の第一線で活躍できる人材を育成し、国内外の産業界に輩出してきました。2009年には工学部に経営学部と情報科学部が加わり、「工科系総合大学」へと進化。2010年には名古屋市内の交通アクセスのいいエリアに「自由ヶ丘キャンパス」を開設しました。豊田市にある広大な八草キャンパスには、2016年には食堂棟「セントラルガーデン」、2017年には「バイオ環境化学実験棟」など、充実の設備が次々に完成。ロボット研究ミュージアムや吹き抜けの建築アトリエなど、学生の向学心を刺激する充実の学びの場を提供しています。

学部学科

■ 工学部:電気学科/応用化学科/機械学科/土木工学科/建築学科 ■ 経営学部:経営学科 ■ 情報科学部:情報科学科

主な就職実績

トヨタ自動車、パナソニック、本田技研工業、東芝、ヤフー、トヨタ車体、トヨタ紡織、豊田合成、アイシン精機、住友電装、日本電話施設、スズキ、イビデン、東芝プラントシステム、バッファロー、NECソフト、清水建設、大和ハウス工業、積水ハウス、岐阜信用金庫、INAX、リンナイ、西日本旅客鉄道、東海旅客鉄道、東日本旅客鉄道、綜合警備保障、YKK AP ほか

お問い合わせ先

〒470-0392 愛知県豊田市八草町八千草1247
入試広報課 TEL:0565-48-5011