位置情報からユーザーの
行動パターンを解析する！

地元である愛知県知多半島の
移住者支援アプリを開発したい！

　皆さんのスマートフォンにも位置情報を知らせるGPS機能が付いていると思います。私は、こうした機能を用いてユーザーの位置情報を取得し、その行動データを解析する研究を行っています。例えば、立ち寄る場所からその人の家族構成を推定することができます。保育園によく行く人は小さい子どもがいる、老人ホームによく行く人は高齢の家族と同居している……という具合です。同様に、美容室やレストランに行く頻度からもその人の行動パターンがわかります。私はこうしたデータを活用し、その人に最適な住居エリアを割り出すWebサービスを開発したいと考えています。普段持ち歩いているスマートフォンが自動でデータを収集し、自分の住みやすい街を教えてくれたら便利ですよね？

　この研究を選んだきっかけは、地元である愛知県知多半島の位置情報データをオープンソースとして利用できることを知ったから。いずれは、移住希望者に最適な住居をおすすめするアプリをつくれたら面白いなと思い、研究に取り組んでいます。

　これは情報工学の研究分野で、プログラミングの高度な知識が求められます。周囲には、AI（人工知能）の機械学習を組み込んだ研究をしている先輩などもいて、刺激いっぱいの環境です。卒業後は、ネットワークエンジニアとして、愛知県内のITインフラを支える仕事に就きます。地元の人々の生活をより楽しくするために、頑張りたいと思っています。