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愛知工業大学

工学部 土木工学科
防災土木工学専攻 4年

K.Kさん

愛知県立安城高等学校出身

※2024年4月、社会基盤学科都市デザイン専攻に名称変更(届出済)

地盤から防災に貢献し
人々の平和な日常を守りたい

陰ながら建造物を支える地盤の
試験精度と効率性を高める

 巨大な建造物が倒れずに自立し続けているのを不思議に思ったことはありませんか? ここでは、私たちの目に触れない地盤が重要な役割を果たしているのです。

 建物は通常、地面に杭を刺すことで固定されています。倒壊を防ぐためには、事前にその杭が長年建物を支えられるかどうかを確認しておかなくてはなりません。私は現在、そこで用いられる試験について、より精度と効率性を高めるための研究を進めています。

 私が防災に関心を持ったきっかけは、2016年に発生した熊本地震です。県内に親戚が暮らしているということもあって、ニュースで悲惨な光景を目にする度に胸が締めつけられました。大学に入学した当初の私は、防災に携わるためには都市計画を学ばなくてはならないと考えていました。しかし、恩師である渡邉康司准教授の授業を聞いて地盤からも防災に貢献できることを知り、次第に興味を持つように。地盤のプロフェッショナルから直接学び、防災という大きなテーマに立ち向かえることが研究のやりがいになっています。

 今後は現在の研究を深めるため、大学院に進学します。未来ある人の命を一瞬で奪ってしまう恐ろしい災害。そうした悲劇をできるだけ減らすために、根本から人命を救う研究を続け、自分の知識と技術で人々の平和な日常を支えていきたいと思います。

My Research Activity私の研究活動

現在取り組んでいる実験が「一軸圧縮試験」です。土の強度を調べるための手法として、土の塊の側面を拘束しながら鉛直方向に圧縮する「三軸圧縮試験」があります。この手法は精度が高いものの、非常に操作が難しい。一方、「一軸圧縮試験」は、側面を拘束せず鉛直方向のみに圧縮することで、比較的簡単に土の強度を調べることができます。研究室にはこうした特殊な実験設備が充実しているうえ、教員や先輩の手厚いサポートを受けることができます。熱意を持っていれば、どこまでも研究を深めることができますよ。

「一軸圧縮試験」に使用する装置。実験を重ねることで初めて得られる発見がたくさんあります

愛知工業大学

バンテリンドーム ナゴヤ(旧名称:ナゴヤドーム)
約14個分の広大な八草キャンパス

最先端施設を備えた拠点で、ものづくり人材を育成

1959年、工科系大学として誕生した愛知工業大学。人と地球にやさしいエンジニアを育てる「創造と人間性」を教育モットーに、ものづくり産業の第一線で活躍できる人材を育成し、国内外の産業界に輩出してきました。2009年には工学部に経営学部と情報科学部が加わり、3学部7学科14専攻の「工科系総合大学」へと進化。2010年には名古屋市内の交通アクセスのいいエリアに「自由ヶ丘キャンパス」を開設しました。豊田市にある広大な八草キャンパスには、2016年に食堂棟「セントラルガーデン」、2017年には「バイオ環境化学実験棟」、そして2024年3月には情報科学部の新たな拠点として「新4号館」が新設されるなど、充実の設備が次々に完成。学生の向学心を刺激する充実の学びの場を提供しています。

学部学科

【八草キャンパス】
■工学部:電気学科(電気工学専攻、電子情報工学専攻)/応用化学科(応用化学専攻、バイオ環境化学専攻)/機械学科(機械工学専攻、機械創造工学専攻)/社会基盤学科※1(土木工学専攻、都市デザイン専攻※2)/建築学科(建築学専攻、住居デザイン専攻) ■経営学部:経営学科(スポーツマネジメント専攻) ■情報科学部:情報科学科(コンピュータシステム専攻、メディア情報専攻)
※1 2024年4月、土木工学科から「社会基盤学科」へ学科名称変更(届出済)
※2 2024年4月、防災土木工学専攻から「都市デザイン専攻」へ専攻名変更
【自由ヶ丘キャンパス】
■経営学部:経営学科(経営情報システム専攻)

主な就職実績

アイシン、朝日インテック、大林組、鹿島建設、近畿日本鉄道、シャープ、シヤチハタ、清水建設、スズキ、積水ハウス、セガ、大成建設、大和ハウス工業、デンソーウェーブ、トヨタホーム、豊田合成、名古屋鉄道、パイロットインキ、バッファロー、三井ホーム、Mizkan、メニコン、愛知県庁、岐阜県庁、名古屋市役所、豊田市役所、岡崎市役所 ほか

お問い合わせ先

〒470-0392 愛知県豊田市八草町八千草1247
入試広報課 TEL:0565-48-5011