大学入試の本番は、1月のセンター入試から……というのは、最早、過去のことになってしまいました。大学入学者の半数以上が推薦・AO入試で合格している現状では、一般入試は、後半戦といった様相を呈しています。
確かに、学力勝負の一般入試に全力で臨んでほしいと、ボク、西山は、考えていますが、推薦・AO入試で早めに進学先を決定し、自分の将来へ向けて次の準備に取り掛かることも悪いことではありません。しかし、合格を手に入れ進学先を決めた高校生と保護者の方々にもう一度理解してほしいのは、現役受験生が最も実力を伸ばすのは、12月以降であり、現役受験生は、入試を通じて、自分の学力を押し上げていく、という事実です。
つまり、12月から2月の時期の入試へ向けての(それこそ、切羽詰った)学習が、入学後のスタート時に大きな差になっている、ということなのです。
せっかく入学をしても、学力的な不安から大学に出てこなくなったり、最悪は留年・中退となる学生が多くなってきています。早い時期に合格を決め、進学先の大学が決まったのであれば、一般入試へ向け30万人以上の受験生が最後の頑張りを見せている時期に、入学後を見据えた勉強に全力を注がせても良いのではないでしょうか?
高校時代に十分学習し切れなかった科目や分野を3月までに、自学自習しておくだけでも、入学後の勉強に役立ちます。また、英語に関しては、文理系を問わず、どの大学でも力を入れています。センター試験で、自分の進学する大学のボーダーに近い点数が取れないようでは、入学しても、最初の段階から苦しむ可能性が高いのではないでしょうか。「入学したら、こっちのもん。あとは、思う存分……」と思えたのは、20年も30年も前の受験生です。推薦・AO入試合格者は、入学式まで勉強し続けるものだと、理解して、お子さんの晴れの入学式を迎えてください。