先日、東京都高校進路指導協議会主催の研修会に参加させていただき、専門学校のAO入試の様々な報告を聞かせていただきました。都立高校を中心とした進路指導教諭へのアンケートでは、まだ、大学・短大のAO入試と専門学校のAO入試の分化が明確になっていない先生方が多くいらっしゃるように感じました。
結局のところ、専門学校のAO入試の主流が、大学・短大でのAO入試導入時に問題となった、青田刈り的な選抜方法になってしまっているのではないか、と思います。中には、卒業自体がおぼつかない生徒の合格も出ており、卒業認定をどうするかという問題まで発生しているようです。数年前の大学・短大入試を見るようで、第三者的には懐かしさを感じたのですが、「AO入試には志願者が集まったのに、推薦入試には、思ったほど志願者が集まらない」と2008年入試に関して、話される大学関係者の方々が比較的多いように感じる今日この頃では、もっと高校生の実態を大学・短大関係者の方に知っていただきたい、と感じた次第です。
総合的学習の時間でキャリア教育(「生き方の模索」)を受けてきた新課程生の進路に対する意識は、思ったほど高くなっていない、というよりも、個々の生徒の意識はある程度高くなっていても、最後の決定をする段階での決断力が弱まっているようなのです。楽な方に流れると共に「傷つきたくない症候群」が確実に浸透しているように思え、若者のチャレンジ精神はどこへやら……、の現状と意識の二極化には、なんとも、はや……です。