法律の重要性について知りたい。

■最新事情は?
現代社会は、一人ひとりが法律を守る努力をすることによって、成り立っているといっても過言ではない。だが、その意識が薄れているのでは?と感じられる状況も生じている。企業においても然り。近年、企業のトップがよく口にするのが、コンプライアンス(法令遵守)だが、それに反して、企業の不祥事が相次いでいる。
冷凍餃子の農薬混入事件で一躍有名になった「メタミドホス」が入っている事故米を、食用として転用・販売していた卸売加工業者「三笠フーズ」。公益法人でありつつ利益追求が報じられた「日本漢字能力検定協会」の例など。
消費者の信頼を失えば、企業は存亡の危機に陥るし、食品や医薬品に関する不祥事であれば、消費者の健康にも影響する。それを防ぐためにも、社会のルール、すなわち法律を遵守しようという方針を強める必要があるのだ。
また、インターネットを通じて起きる誹謗中傷、犯罪の増加を踏まえ、インターネットの法規制も強く望まれている。ネット世代の高校生にとって、深く関わりのある分野なだけに、今後の動きに注目したい。
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住み良いまちづくりに貢献したい。

■ どんな世界?
どんなまちが理想かと問われても、簡単には答が出ないし、どのような形で実現に向けて動けばよいかもわかりにくいだろう。
まちにはいろいろな人が住み、地域によっても問題が違うからだ。地域の発展をめざしての村興しも「まちづくり」と言ってよいし、歴史ある町並みの保存も「まちづくり」だ。もちろん従来型の都市計画だって含まれる。あえて定義するなら「地域が抱えている課題の解決に、ハード・ソフト両面から取り組むプロセスのこと」と言えるだろう。だから、自分がどのような立場から、どのような問題を解決したいかを考えてみることが大切だ。
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ビジネスの場で活躍したい。

■何が必要?
ビジネススキルと一口に言っても、その幅はあまりに広い。コミュニケーション能力、プレゼンテーション能力、交渉力、計画立案、技術系の業種なら専門的なテクニカルスキルも必要になってくる。もちろん経営学や、ファイナンシャルプランニングの知識も大事だ。
そんななかでも、資格としてわかりやすいスキル(技能)としては「英語力」と「IT(情報通信技術)力」があげられる。英語力は、単に英語が話せるというだけでなく、ビジネスの場で役立つ実践的なコミュニケーション能力のことで、IT力は、コンピュータを使って情報を収集・処理・蓄積する活用技術力と、高度情報化社会の本質を理解する力のことだ。大学によっては留学を積極的に支援しているところもあるので、大学選びの際には参考にしておきたいところだ。
また、経済や経営・経営情報、商業・金融に関する基本的な知識はビジネス社会において欠かすことができないものだ。そして、これらに関連する政治・法律などの知識にも目配りしておこう。経営学部や商学部、経済学部なら、大抵はこれらのことを学べるカリキュラムが用意されているので、大学選びの際に参考にしたい。もちろん、何かに1つ抜きん出ていると有利なのはいうまでもない。
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インターネットをビジネスに活用したい。

■ どんな世界?
パソコンでインターネットを通じて調べ物をしたり、携帯サイトでSNSや動画を楽しんだりと、高校生諸君にとっては「生活の中のインターネット」が昔のテレビのように当たり前になっている。
とはいえ、インターネットの利用が広くいきわたったのは1990年代半ばであり、メディアとしてはまだまだ新しく、可能性を秘めているといえる。
IT(情報通信技術)の発達で、それまでの企業と企業の結びつきが重視されていた日本で、個人と企業が対等な立場で水平に結びつく時代が到来し、ビジネスの世界にも革命的な変化をもたらしつつある。
例えば、テレビ会議や携帯電話は場所に縛られることから人を解放し、ネットショッピングは店舗を持たなくても(つまり高額の開設資金がなくても)さまざまな商売を行うことを可能にし、ネットでの株取引やネットバンキングはカネの流通を加速させた。
広告費もインターネット上の広告が4大メディアの1つであるラジオ・雑誌を抜き5900億円と予測されている。これにより、企業活動は、マーケティングをはじめ経営のあり方自体も見直されてきている。インターネットの存在抜きではビジネスを考えることすらできなくなる日が来たといえる。
企業は、インターネット上に自社のウェブサイトを開くことで、最新の商品やサービスの内容をリアルタイムで詳しく伝えることもできる。若い世代ほど、テレビCMを介さず、直接ネットの広告から商品を知るという統計も出ているほどだ。
また、ITの活用で膨大な情報を一元管理できるようになれば、さまざまな情報をネット上で共有する「ナレッジマネジメント(知識管理)=KM」も可能となり、ビジネスの強力な武器ともなる。
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「人のこころ」の観点でビジネスの世界を学びたい。

■ どんな世界?
ビジネスの世界は時代の傾向や、その業種の特徴によってさまざまな課題を抱えている。だが、どんな時代、どんな業種でも変わらないことがある。それは、人の心が鍵を握っているという点だ。
ビジネスの目的が利潤の追求である以上、消費者に自分の商品やサービスに対してお金を出してもらわなければならない。そして、その消費者にお金を出してもらうには、相手の心を動かさなくてはならない。
また、会社の内部でも、同僚や上司との意思疎通(報告・連絡・相談……)がうまくいかなければ、どんなによい商品やサービスを持っていても、売ることに支障が出るだろう。そこで、人の心理を分析し、そこに働きかけるための手段としての「ビジネス心理学」が、非常に重要になってくるのだ。
例えば、現在のビジネスの世界では、もはやマーケティングが欠かせないものとなっている。合格祈願の「きっと勝つ」に掛けて、売り上げを伸ばしたチョコレート菓子などは、マーケティングの成功例といってよいだろう。消費者がどんな商品やサービスを望んでいるのか?どのようにアピールすれば受け入れてもらえるのか?そのための手がかりをビジネス心理学は与えてくれる。また、会社内での柔軟な意思伝達は、スムースなビジネス展開に大きく貢献してくれるだろうし、自分で起業したいと考える人たちにとっては、リーダーシップの確立やそこで働く人へのケアは大きな課題となってくる。ここでもビジネス心理学は役立ってくれるのだ。
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「サービス」の最先端を学びたい。

■ どんな世界?
サービスは社会のありとあらゆるところにあふれている。例えば、個人には健康管理や資産運用でサービスが必要とされる。家庭では家事の代行や、場合によっては託児所も必要とされるサービスといってよいだろう。企業は会計や物流システムのサービスを必要としているし、社会にも輸送機関などのサービスが必要だ。宅配便、携帯電話、ネット通販、飲食業、テーマパークなど、現代の生活に欠かせなくなったモノから、生活を便利にしたり楽しくしてくれるサービスまで、すべてサービス業といってよい。
サービスは単に接客やおまけといった意味ではなく、もっと幅広い概念なのだ。現在、日本の国内総生産のうちサービス産業が占めている割合は、70%を超える。社会が成熟し、複雑化するにつれて、さまざまな分野できめ細かいサービスが要求されてきているのだ。
そして、忘れてはならないのが、サービスがあらゆる産業で、ますます求められていくだろうということだ。既存の業種でも、他と差をつけるためには、付加価値としてのサービスが求められるし、変化の激しい社会では新しいニーズに答えるサービスも求められていくだろう。そのような状況では、これまで以上にしっかりとした知を磨いていくことが求められる。
社会の状況をつかみ、必要とされているサービスを的確に見抜き、そしてそれを実行に移すための実学を学んでおくことが、サービスに関わる道に進路をとる若者には求められる。
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