法律の重要性について知りたい。

●最新事情は?
現代社会は、一人ひとりが法律を守る努力をすることによって、成り立っているといっても過言ではない。
だが、その意識が薄れているのではないかと感じられる状況も生じている。最近、企業のトップがよく口にするのが、コンプライアンス(法令遵守)だ。大企業の不祥事が相次いでおり、その背景には、企業のモラルの低下がある。売れ残った商品を包装し直し販売して、一時営業停止となった創業301年の「赤福」も「ウチの商品なら発覚することはない」という甘えがあったと思われる。消費者の信頼を失えば、企業は存亡の危機に陥る。それを防ぐために、社会のルール、すなわち法律を遵守しようという方針を強めているわけだ。
また、現代社会の状況に応じて、法律は刻々と改正が行われている。実際、立法府である国会には、多くの法案が提出され、成立している。通常国会には毎回3ケタの法案が提出されているほどだ。
そしてそれが重要法案であっても、わずか1日で衆・参議院の委員会を通過してしまい、多くの国民がその内容を知らないケースもある。成立した法律は、官報などで告知されてはいるが、そもそも官報を読む習慣がある人は少ない。けれども、それらの知られていない法律によって、私たちの生活は規制されているわけで、もっと情報に敏感になる必要があるだろう。
さらに現在は、世界的に法律の激動期といわれている。とくに人権に関する法律は、EU各国などでも細かく規定しつつあるので注目しておきたい。
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住み良いまちづくりに貢献したい。

●どんな世界?
理想のまちといっても、簡単に一言ではあらわせない。まちにはいろいろな人が住んでいるし、さらにはその地域ごとに、抱えた問題や要求される必要性も違ってくる。キミ達ならどんなまちが理想と思うだろうか? お店の活気あふれるまちだろうか? 安心して子育て出来るまちだろうか? 高齢者にとって理想のまちとは?
簡単には答えが出ないし、どのような形で実現に向けて動けばよいかもわかりにくい。
「まちづくり」と一口に言ってもそのアプローチはさまざまだ。地域の発展をめざしての村おこしも「まちづくり」と言ってよいし、高齢者の増えてきた住宅街のバリアフリー化、歴史ある町並みの保存も「まちづくり」だ。もちろん従来型の都市計画だって含まれる。
あえて定義するなら「地域が抱えている課題の解決に、ハード・ソフト両面から取り組むプロセスのこと」と言えるだろう。
例えば、商店街の衰退や防災上問題のある老朽家屋の密集、道路など都市基盤整備、治安の悪化などが課題としてあげられる。その解決のために働くことがまちづくりといえるので、自分がどのような立場から、どのような問題を解決したいか考えてみることが大切だ。
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政策のエキスパートとして活躍したい。

●どんな世界?
現代の日本では、社会状況が流動化・多様化するに従って、個人・企業・行政の三者間のニーズや行動がうまく噛み合わず、さまざまな問題が噴出している。例えば地球温暖化の問題でも、二酸化炭素排出の規制は、企業と行政(さらには消費者である個人)との間で納得できる合意をつくるのが難しい状況だ。また、ゴミ問題ともかかわるレジ袋の廃止や有料化といった問題も、企業と消費者=個人の間、さらには行政との間での調整や合意が最大の難問となっている。これらは、社会の新しいルールづくりと政策の問題なのである。既存の法律や条令では、解決できない局面に対して、多くの人々が納得できるルールづくりと政策の立案・実施が急がれている。
新しいルールづくりは、社会生活の現場と実情を十分に踏まえたものでなければならないし、そのルールを実効性のあるものにするためには、柔軟で機動力のある政策が必要である。生活の現場に即したルールづくりから、円滑な政策実現といったプロセスには、司法(法律)と行政に関する深い知識と、高度な現状分析能力とコミュニケーション能力が不可欠だ。特に現代では、環境問題にみられるように、地方(ローカル)の問題が地球(グローバル)全体の問題と密接に関係している。地域の視点と地球の視点、二つの視点を同時にもつ政策のプロが求められている。
そうした知識と能力を体系的に学び、政策のエキスパートを養成するため、近年、総合政策系・政策科学系の学部・学科を設置する大学が増えている。既存の法律学・政治学・経済学といった伝統的な学科構成の枠には収まらない新しい潮流だ。
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ビジネスの場で活躍したい。

●何が必要?
グローバル化が急ピッチで進む現代社会のビジネスにおいて、不可欠なスキル(技能)といえるのが「英語力」と「IT(情報通信技術)力」だ。英語力は、単に英語が話せるというだけでなく、ビジネスの場で役立つ「ビジネス・イングリッシュ」など、実践的なコミュニケーション能力のこと。また、IT力は、コンピュータを使って情報を収集・処理・蓄積する情報の活用技術力と、高度情報化社会の本質を理解する力。ベーシックなスキルとして、しっかりと磨いておきたい。
英語力やIT力以外にも、ビジネスで必要なスキルや知識にはさまざまなものがある。中でも、経済や経営・経営情報、商業・金融に関する基本的知識はビジネス社会のおいて欠かすことができないものだ。また、これらに関連する政治・法律などの知識にも目配りしておこう。さらに国際ビジネスの場で活躍したいのなら、世界規模での政治・経済・文化・宗教に関する理解も必要となる。
しかし、これらビジネスに関連する必要な知識は広範にわたり、それぞれが奥深い。従って、一通りの専門知識に加えて、さらに難関資格の取得とか、何かひとつ他人より抜きん出た専門知識やスキルを養っておくと、実際のビジネスの場では有効な武器になるだろう。
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インターネットをビジネスに活用したい。

●どんな世界?
IT(情報通信技術)の発達は、人間の生活を大きく変えてきた。とくにインターネットにおけるウェブ技術の進歩とブロードバンドによる情報量の増大、それに伴ってひきおこされたいわゆる「Web2.0」と呼ばれる、誰もが情報の発信者となり、個人と企業が対等な立場で水平に結びつく時代の到来は、ビジネスの世界にも革命的な変化をもたらしつつある。企業活動は、なお一層のスピード化が求められ、マーケティングをはじめ経営のあり方自体も見直されていく、インターネットの存在抜きではビジネスを考えることすらできなくなる日が来るかもしれない。
ITの発達によって、ヒト・モノ・カネが動く時間的・空間的な制約が大幅に縮減された。たとえば、テレビ会議や携帯電話は場所に縛られることから人間を解放し、ネットショッピングは店舗を持たなくても(つまり高額の開設資金がなくても)さまざまな商売を行うことを可能にし、ネットでの株取引やネットバンキングはカネの流通を加速させた。
企業は、インターネット上に自社のウェブサイトを開くことで、最新の商品やサービスの内容をリアルタイムで詳しく伝えることもできる。また、顧客から発信された意見や苦情(クレーム)をデータベースとして蓄積していけば、問題点を改善するのに役立つだけではなく、将来の商品開発や新たなサービスの展開へ向けた資源ともなる。また、ITの活用で膨大な情報を一元管理できるようになれば、経営効率が飛躍的に向上するだけでなく、さまざまな情報をネット上で共有する「ナレッジマネジメント(知識管理)=KM」も可能となり、ビジネスの強力な武器ともなる。
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