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「まち」や「まちなみ」に興味がある。

「まち」をハード・ソフト両面から考えたい

「まち」をハード・ソフト両面から考えたい

■ どんな世界?
 環境問題や資源・エネルギー問題が深刻化し、社会構造や経済状況が大きく変化、住まい方、働き方などライフスタイルの多様化が進む現代社会。暮らしの基盤となるのが住宅だが、私たちは自分の家だけを考えればよいわけではない。周りの住宅や道路、環境なども含め、快適に住み続けることのできる環境やまちへの意識が高まっている。
 新しい建物を建てるとき、周りの環境と色がそぐわないとか眺望・日照を損なうといった理由で近隣とのトラブルになるといった事例が起きたり、商店街の衰退化・住民の高齢化が進む、防犯上の不安が持ち上がるなど、住環境にともなう問題は枚挙にいとまがない。そうした地域(まち)が抱える課題に対して、ハード・ソフト両面から課題の解決を図ろうとするのが「まちづくり」という考え方だ。例えばハード面なら、道路や建物などの建築物の見直し、バリアフリーの推進など、ソフト面なら住民主体、あるいは住民と行政が協力して防災や地域社会の活性化を図るといったアプローチが考えられる。
 そこに住む人が安全で安心して暮らせるようにするにはどうすればよいか。この答えは1つではない。建築物をつくるだけではなく、「まち」をつくる。住宅やビルなどの建物はもちろん、庭や公園といった外部空間、さらには道路や駅などを含めた「まち」全体まで、すべてが建築の領域だ。これからの建築の専門家には、こうした視点がますます重要になってくるに違いない。

■ 将来は?
 建築事務所や設計事務所などの建築分野に進出するほか、市区町村の公務員・国家公務員として公の立場からまちづくりに携わっていくこともできる。また、まちづくりコンサルタントとして都市計画や防災、環境分野で働いたり、NPO法人や造園・ランドスケープデザイン事務所などで働く道もある。
 専門資格としては、国家資格である建築士以外に、インテリアプランナー、建築設備士、福祉住環境コーディネーターなどさまざまな資格がある。またビルや地下街、公共施設などで必要とされる防災管理者も今後ますます必要とされており、取得すれば活躍の場が広がるだろう。

■ どう選ぶ?
 建築的な視点からまちづくりに携わりたいなら、工学部などに設置されている建築学科、建築デザイン学科など建築系学科・コースが一般的。ほかにも芸術、環境、生活系の学科や、社会、政治、経済などさまざまな方向からまちづくりに関わることができる。関連学科を幅広くチェックし、自分の志望に合った学部・学科を選択しよう。

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