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こどもが好き、こどもに興味がある。

未来を担う子どもの成長に役立ちたい

未来を担う子どもの成長に役立ちたい

■ どんな世界?
 こどもは人類にとって、かけがえのない財産だ。ところが、少子化が進む日本の社会では今、児童虐待や子育て放棄、保育所不足が招いた待機児童の増加、親の収入による教育格差の拡大など、こどもを取り巻くさまざまな問題が生まれている。
 このような問題に対して、国や地方自治体もいろいろと対策を打ち出している。もちろん、こうした政策も重要だ。だが、それよりも地域や社会全体で、こどもが伸び伸びと生活できる環境、こどもの健全な成長をサポートする環境づくりや、それを理解する人材が求められているといえるだろう。「こどもが大好き」「将来、こどもと関わる仕事がしたい」という人は、このような姿勢を持って、進路や職業を考えてもらいたい。

■ どんな仕事?
 こどもに関わる仕事というと、まず保育士や幼稚園教諭を思い浮かべる人が多いことだろう。しかし、こどもに関連する仕事はこれだけではない。
 例えば、自治体の児童相談所で子育てや児童福祉に関する相談に乗る児童福祉司、児童養護施設や肢体不自由児施設などでこどもたちの生活指導を行う児童指導員といった職業がある。子育てを支援するNGO・NPO団体、UNICEF(国際連合児童基金)やUNHCR(国際連合難民高等弁務官事務所)といった国際機関で働いたり、青年海外協力隊などに参加することで、生きづらい環境に置かれたこどもたちを支援するという仕事もある。
 民間企業でも、こども服などのアパレルをはじめ、おもちゃ、絵本や児童書などの出版分野、離乳食などの食品関連、こども向けアニメや映画の制作といったように、多種多様なジャンルへの進出が可能だ。こどもが自ら遊びを創造する「冒険遊び場」などで、こどもたちにありのままの遊び場を提供し、遊びを通してこどもの興味・関心を引き出す「プレーリーダー」という職業もある。

■ 何を学ぶ?
 近年、こどもという名称を冠した学部・学科を設置している大学・短期大学が増えてきた。これらの学部・学科で学ぶ内容は、従来の児童学系の学部・学科よりさらに幅広く、学校教育、子育て支援、子どもの人権など、こどもを取り巻くすべてが研究対象になるといってよい。そのため、児童福祉論、児童心理学、児童文化、子育て支援論など、大学・短期大学によって多種多様な授業科目が設置されている。
 実習やフィールドワークが多いのも、こども関連の学部・学科の特徴の1つ。幼稚園や保育所をはじめ、児童福祉施設、こども関連産業へのインターンシップなど、さまざまな実習科目が用意されている。こども学部・学科は扱う領域が広いだけに、大学・短期大学によってカリキュラムに特色がある。ホームページや大学案内を見たり、オープンキャンパスに参加して、比較検討して絞り込んでいこう。

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