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社会に役立つ心理学に興味がある

「心豊かな生活」に役立ちたい。

「心豊かな生活」に役立ちたい

■ どんな世界?
 21世紀は心の時代と言われており、学校や企業をはじめ社会全体でメンタルヘルスへの関心が高まっている。それにともない、心の病を負ったためにさまざまな障害を抱えた人々(精神障害者)に対する理解や、社会復帰・社会参加への支援にも目が向けられるようになった。2006年4月、障害者自立支援法が施行(施行後3年が経過し、現在制度・内容の見直しが進行中)。バリアフリーやノーマライゼーションという考え方が社会に浸透しつつあるが、まだまだ十分とは言えない。例えば働きたいという障害者に対しては、受け入れ先を探す、仕事内容を教え慣れるまでケアする、長く働き続けられるようアドバイスするなど、長期間にわたる幅広いサポートが必要となり、専門家が足りないのが現状だ。
 一方教育の現場でも、学習障害(LD)、注意欠陥多動性障害(ADHD)、高機能自閉症(HD)、アスペルガー症候群などの発達障害を抱える児童・生徒の存在がクローズアップされるようになり、これらに的確に対応できる心の専門家が求められている。そのため教師はもちろんスクールソーシャルワーカーやピアヘルパー、教育カウンセラーなど、さまざまな角度から教育現場をサポートする動きが進みつつある。
 すべての人が同じように暮らせる社会の実現。そのためには、人間の心を深く理解するとともに、福祉や人間関係、さらには社会、経営、法律など幅広い知識・技術が要求される。ハードルは高いが、逆の見方をすれば心理学の知識・技術を必要とする場が広がっているということにもなろう。心の専門家への社会の期待は、ますます高まっているのだ。

■ 将来は?
 特別支援教育分野や学校教育現場で教員として関わるほか、教育カウンセラーとして活躍できる。また障害者・高齢者施設などに進出、相談カウンセラーや心理相談員として入居者をサポートしたり、公務員として社会復帰を支援する道も。さらに企業の人事・調査部門、広報・マーケティング部門などで心理学の知識を活かしたり、職場のメンタルヘルスケアを担当するなど、幅広い分野での活躍が期待されている。
 教員をめざすなら、教員資格の取得は必須。そのほかの専門資格には認定心理士、スクールソーシャルワーカー、社会福祉士、精神保健福祉士、ピアヘルパー、産業カウンセラーなどがある。

■ どう選ぶ?
 心理・福祉系を学べる学科には、心理学科、福祉学科、教育学科、心理福祉学科、心理教育学科などがある。学科の内容、取得可能資格などを参考に、興味に合う学科を選びたい。また、進出分野によって仕事内容も大きく変わるので、実習先も要チェック。実習で志望分野の現場を体験しておくことが、将来への大きな一歩となるだろう。

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