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Web・CGに興味がある

Webデザイナー・
CGクリエイターになりたい。

Web・CGに興味がある

■ どんな世界?
 Web(ウェブ)とは、インターネット上で提供される情報システム、WWW(World Wide Web)のこと。Webページは、HTML(Hyper Text Markup Language)というコンピュータ言語によって記述され、クリック1つで他のページに瞬時に移動する「ハイパーリンク」で繋がっている。1990年代中頃から普及し、現在では文字通り、世界規模に広がるクモの巣のような巨大なWWW網が築かれている。Webのデザインは、このHTMLなどの言語を使ってWebサイトやWebページをデザインすることを指す。
 インターネットの利用は、接続料金の低下、回線のブロードバンド化高速化によって、2001年頃から爆発的な伸びを見せ、インフラの整備もあってモバイルでの接続も現在ではあたり前。日本のインターネット利用者は、総務省調べで9000万人を突破している。これは、世界でもアメリカ、中国に次ぐもの。しかし、総人口から見た普及率はそれでも世界10位程度だというから、今やWebは世界中の人々をつなぐ最も影響あるツール、メディアと言ってもさしつかえないだろう。
 高校生の約4分の3、中学生の約3分の2がネットを利用していると言われているが、同時にテレビの視聴時間が減っている。近年テレビの視聴率が下がっているのは「ネット上に、テレビ以外に面白いものが山ほどあるから、何もテレビ放送に固執する必要などない」からだろう。ほとんどの人は一日のなかで自由に使える時間はせいぜい数時間。限られた時間を効率よく、しかも充実させて過ごすには特定の時間を拘束されるテレビだけを選ぶ理由はないのだ。逆に言えば、つまらないWebページは見向きもされないということでもあるのでデザイナーも大変だ。
 普及当初は情報入手が主な利用方法だったネットは、コミュニケーション、ショッピング、バンキングなど、新たな使い方が次々に生まれている。かつては文字・画像を表示するだけだったのが、今や動画やゲーム、音楽はあたり前。生活に欠かせないインフラのひとつになろうとしている。そうなれば、残念ではあるが、悪しき利用法も数多く出てくるもの。コンピュータウィルスの感染、不正アクセス等による情報流出、ブログや掲示板の荒らし・炎上、それらによる事件も頻発し、社会問題になってもいるのはご存知の通りだ。

■CGとは、どんな世界?
 CGは、コンピュータ・グラフィックスの略であり、デザイナーに必要な表現技術のひとつである。コンピュータを利用して画像を作ること、あるいはそうして作られた画像のことを指す。画家がキャンバスに描くように、クリエイターがコンピュータのモニターに描くのがCGだ。二次元の表現(2DCG)と三次元の表現(3DCG)がある。CGで作られた映画も今や珍しいことではない。あらゆる画像・映像制作に使われる一般的な方法として定着していると言ってもいい。

■ どんな状況?
 以前、Webの世界は、HTMLの知識がないと情報の発信ができなかったのが、ブログ、チャット、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・システム)、BBS(掲示板)など、今やワープロ感覚で簡単にできるようになった。twitterによるコミュニケーションも爆発的に普及している。
 情報の流れも大きく変わった。従来は送り手と受け手が固定され、送り手から受け手への一方的だったが、送り手と受け手が流動化し、誰もがWebを通して情報を発信できるようになった。こうしたWebにおける“口コミ”や“ゆるいコミュニケーション”を、広告やマーケティングに活用する動きも盛んになっている。ここにはデザイナーの力が必要だ。
 Webを語るには、規制の問題も避けては通れない。もはや世界最強ツールとなったWebだからこそ、例えば厳しい情報規制をしている中国などにとっては脅威の存在であるからだ。中国のネットワークに対する規制は、万里の長城にかけて「Great firewall of China」と呼ばれ、中国国内のネット利用者が収集できる情報は限られている。検索サービスだけでなくYouTubeのような動画配信サイトや特定の海外サイトへの接続も遮断しているのが現状だ。
 これら情報に対する規制は中国に限った話ではなく、他国や企業の事例でもみられる。例えば米国では政府からの要請によりインターネットで閲覧可能な地図上に表示されていた国防関係施設を消去させた事例がある。ある企業の地図情報提供サービスでは衛星写真に競合他社が写ってない場合がある。今やインターネットは医療、経済、教育、法律など、社会の多様な分野に貢献できる技術。情報規制は人々の成長を止めかねない。情報の正確性を理解するために必要な判断力は多くの情報を扱う現代社会には欠かせない力だが、規制により偏った情報を受け取り続けることで、正確な判断をするための基準が揺らいでしまうからだ。人々が健全な判断力を獲得するためには、偏りなく多くの情報に触れ、そこから自分の価値に従った判断をする努力が必要だ。Webの発信者側であるデザイナーもこうした事情は理解していないといけない。

■ どう学ぶ?
 Webデザイナーをめざすのならば情報系の学部・学科、CGクリエイターが志望ならばCGを学べる芸術系の学部・学科がまず選択肢として挙げられる。
 情報・メディアという言葉をキーワードに学部・学科を探し、デザイナーやクリエイターの養成に力を入れている大学を選ぶのも1つの方法だ。WebやCGの技術面、セキュリティ対策等に興味があれば、情報系やメディア系の学部・学科に加えて、通信工学系・電子工学系・画像工学系などの学科を調べてほしい。

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