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風力発電に興味がある

効率のよい風力発電機を創りたい。

風力発電に興味がある

■ どんな状況?
 世界規模の地球温暖化が深刻の度合いを増し続けるなか、環境に深刻なダメージを与える火力エネルギーに置き換わる「第3のエネルギー」がかねてより検討されてきた。
 なかでも注目されているのが、自然の力を利用した環境に優しいエネルギーだ。その自然エネルギーには、太陽光、太陽熱、風力、バイオマス、地熱、海洋などがある。
 このうち、風力エネルギーは、資源量が大きく、採算性の高いクリーンエネルギーとして世界各地で普及が進んでいる。
 特に近年のアメリカにおける風力発電の発展は著しく、2008年に総計で2万5170MWに達し、それまでリーダーだったドイツ(2万3902MW)を抜いて世界1位となった。
 また、ドイツなどと並び「風力発電大国」として知られるスペインでは、全電力需要に占める風力発電量の割合が2008年3月、一時的にではあるが40%を超えるなど、国家の屋台骨を支える主力エネルギーとしての役目を担っている。

■ 日本では?
 日本でも風力発電の導入実績は順調に伸びてきているが、世界に比べて技術開発や普及が遅れているのが現状だ。日本国内の風力発電の累計導入量は2008年12月末日時点で1528基、総設備容量は約188万kW。設備容量は世界13位で、世界1位のアメリカ、2位のドイツが2000万kW を突破しているのに比べて、導入量はまだまだ小さい。

■ 何を学ぶ?

 風力発電は、風の力によって発電機を回して発電する方式だ。日本では、安定した風力の得られる海岸部や離島などで稼動しているケースが多い。

 風力エネルギーの約40%を電気エネルギーに変換できる効率の良さや、発電コストが比較的安く、純国産のエネルギーであること、などのメリットがある。その一方、風向・風速の変動による安定供給の難しさや、強風や落雷による被害、風切り音による騒音などの課題もある。

 大学での風力発電の研究は、電力変換装置の変換効率の向上や風車の翼型など効率のよい発電システムの技術開発がメインテーマだが、これらの課題の対策も研究されている。そのため、発電機の設計・製作という工学的な研究だけでなく、風力発電の有望地域において風況精査を実施するなどのフィールドワークを行っている。

■ どう選ぶ?
 風力発電を学ぶなら、工学部や理工学部を選ぶとよいだろう。しかし、どの学科で風力発電の研究を行っているかは大学ごとに異なる。電気電子工学系、機械工学系、応用物理学系などで研究をしているケースが多いが、研究室の研究内容を調べておくことが大切だ。

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