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心理学の視点から経営を考えたい

「人のこころ」の観点でビジネスの世界を学びたい。

「人のこころ」の観点でビジネスの世界を学びたい。

■ どんな世界?
 ビジネスの世界は時代の傾向や、その業種の特徴によってさまざまな課題を抱えている。だが、どんな時代、どんな業種でも変わらないことがある。それは、人の心が鍵を握っているという点だ。
 ビジネスの目的が利潤の追求である以上、消費者に自分の商品やサービスに対してお金を出してもらわなければならない。そして、その消費者にお金を出してもらうには、相手の心を動かさなくてはならない。
 また、会社の内部でも、同僚や上司との意思疎通(報告・連絡・相談……)がうまくいかなければ、どんなによい商品やサービスを持っていても、売ることに支障が出るだろう。そこで、人の心理を分析し、そこに働きかけるための手段としての「ビジネス心理学」が、非常に重要になってくるのだ。
 例えば、現在のビジネスの世界では、もはやマーケティングが欠かせないものとなっている。合格祈願の「きっと勝つ」に掛けて、売り上げを伸ばしたチョコレート菓子などは、マーケティングの成功例といってよいだろう。消費者がどんな商品やサービスを望んでいるのか?どのようにアピールすれば受け入れてもらえるのか?そのための手がかりをビジネス心理学は与えてくれる。また、会社内での柔軟な意思伝達は、スムースなビジネス展開に大きく貢献してくれるだろうし、自分で起業したいと考える人たちにとっては、リーダーシップの確立やそこで働く人へのケアは大きな課題となってくる。ここでもビジネス心理学は役立ってくれるのだ。

■ 何を学ぶ
 ビジネス心理学では、主にマーケティングや会社組織内のマネジメントを学ぶ。この2つは、将来自ら起業しようという人にも役に立つもので、経営のトップとして人材を活用し、組織を活性化させる手法も、ビジネス心理学はカバーしている。
 具体的には、マーケティングの発想・企画・実践の養成や人材の育成法、組織に属する人間の行動特性、経営戦略などを学んでいくこととなる。

■ どこで学ぶ
 心理学部・学科でビジネス領域を扱った大学を探すことが基本になるが、経済学部や経営学部でビジネス心理学科をおくところもある。経済学部や経営学科なら、その他ビジネスに必要となる科目も履修しやすいというメリットもある。将来、自分がどんな仕事に就いて、どんなキャリアをめざすのかを考えて、比較検討したい。  もし、学んだことを武器に起業を考えているのなら、企業家育成のコースのある大学も増えてきているので、調べてみるとよいだろう。その際には、各種資格のサポートやITスキルへの対応、インターンシップ制(実際に企業で仕事を体験する制度)の有無、経営学や経済学といったビジネスの基本を体系的に学べるかなどを、参考にしてみよう。

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