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心理学の視点から経営を考えたい

「人のこころ」の観点でビジネスの世界を学びたい。

「人のこころ」の観点でビジネスの世界を学びたい。

■ どんな世界?
 ビジネスの成否は、多くの場合「需給」次第という場合が多い。高い需要があれば少々高くても売れるし、逆に需要がないものはいくら安くしても売れない。需要を把握するには市場調査が絶対だと思われているかもしれないが、潜在的な需要を探るにはむしろ消費者の心理を探り、そこにチャンスを見い出さなければいけない。
 例えばこの不況下、市場調査などするまでもなく安価なものが好まれる傾向があるのは、誰が見ても明らかである。しかし、実際は安いものばかりが売れるわけではない。3月3日のひな祭りに向けてのひな人形は例年通りの売れ行き。むしろ高価なものから先に売れていくという。孫の初節句に祖父母が買い求めるのだろうが、祖父母自身も「マイひな人形」を合わせて購入というパターンが増えているというから驚きだ。こうした品揃えは、まさに消費者の心理を読み取ったものだが、いくら不況であっても消費者の財布の紐は閉まったままではないという端的な例だ。自動車も安いものと高いものが売れ、主力車種だった中間価格帯が売れないという興味深い傾向もある。
 ビジネスは、対消費者、対ライバル企業との心理戦。だが、それだけではない。例えば、事務職であってもオフィス内での所作、上司とのつきあい方ひとつ取ってもそれは心理戦であり、相手の心を動かす言動が出来るか否か、あるいは心理を読み取るスキルの有無によって、自身の仕事や待遇にも大きな差が出るものなのだ。

■ 何を学ぶ
 大学で学ぶビジネス心理学としては、主にマーケティングと組織内マネジメント、行動心理学などがある。いずれも、将来自ら起業しようという人にも役に立つものであり、経営のトップとして人材を活用し組織を活性化させる手法や、消費者の需要を探る商品開発にかかわるスキルも、カバーしている。
 具体的には、マーケティングの発想・企画・実践する人材の養成や育成法、組織に属する人間の行動特性、経営戦略などに関わる心理的側面を学んでいくこととなる。

■ どこで学ぶ
 心理系の学科でビジネス領域を扱った大学を探すことが基本だが、経営学部でビジネス心理学を学べる大学もある。経営学科なら、その他ビジネスに必要となる科目も履修できるというメリットもある。将来、自分がどんな仕事に就いて、どんなキャリアをめざすのかを考え、じっくり比較検討したい。
 もし、学んだことを活かして起業を考えているのなら、起業家育成コースのある大学も増えてきているので調べてみるのもよいだろう。その際には、各種資格のサポートやITスキルへの対応、インターンシップ制の有無、ミクロ経済学といったビジネスの基本を体系的に学べるかなどを、参考にしてみよう。

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