■どんな世界?
土地・不動産に興味があり、国土や環境、建物をコーディネートしたい人は、公務員となって国土交通省や自治体の都市計画部門などで働く道が、まず考えられる。民間企業で働く場合は、建築会社や不動産会社、各種企業の不動産部門が活躍の場となる。また、資格を取って独立開業し、地域に貢献する道もある。
■資格は?
土地や建物などの不動産を鑑定し、適正価格を決定するために必要な国家資格として「不動産鑑定士」がある。不動産関連資格のトップライセンスであり、試験は司法試験(旧)や公認会計士試験に匹敵する難関である。合格率は毎年10%前後で、2008年は10.1%だった。
「宅地建物取引主任者」(宅建)は、不動産取引の際、消費者保護の立場から、宅地や建物の売買や賃貸の代理・仲介をするための資格。営業所の5分の1人以上が取引主任者として常勤することが定められているため、有資格者は宅地建物取引業に欠かせない存在だと言える。不動産業界をめざす人はもちろん、金融関係や百貨店、一般企業でも、持っていると役に立つ人気資格だ。
さらに、「土地家屋調査士」という資格もある。新築や増改築で家を取り壊したり、土地の用途が変わったりしたときなど、所有者から依頼を受けて登記に必要な調査や測量・図面作成を行い、登記(表示に関する登記)申請の手続までを担う専門職である。
■どう選ぶ?
経済・経営・商学系で広く不動産の流通について学ぶ、建築系で建物を建てる観点から建築や都市開発を学ぶ、といった選択肢がある。大学のなかには少ないながら、不動産関連の学部・学科を設けているところもある。
不動産鑑定士や宅地建物取引主任者などの資格取得をめざすなら、そのための講座やコースが開設されているかもチェックしておきたい。
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