お金の増やし方を学びたい。

■ 何を学ぶ?
金融とはお金の流れのこと。金銭を融通することを指す。経済活動に資金が必要なのは言うまでもないが、その資金を提供する者と融資される者が存在し、提供する側は金利、配当などの形で利益を得る。融資された側は無論その資金で生産活動、商活動などを行い、利益を得ようとする。昨今、世間を賑わしている金融破綻が起こると企業はたちまち資金不足に陥るため、この未曾有の経済危機を克服するためにも金融の知識は不可欠と言える。
提供する側のプレーヤーとしては、証券会社、銀行、保険会社、消費者金融、ヘッジファンドなどが代表的。特に、証券会社は、企業の株式発行、債券発行を担当し、「直接金融」にも関わる金融の主役というべき存在である。企業は、株式、債券などにより、市場から資金を直接調達することができる。対して、私たちが銀行から資金を借りるのは「間接金融」である。中小企業も間接金融に資金繰りを依存している。こうした資金の流れには、当然大きなリスクが伴うため、金融工学を駆使した各種金融派生商品などがあり、提供側はリスクの軽減を図る。こうした仕組みを学ぶのが金融学である。
一方、会計学は主に企業のお金の出入りの記録、分析、報告のための研究を行う。会計学の知識が身についていると、会計報告書を見ただけで、その企業の経営状態が分かるようになる。
資産運用には、金融、会計の知識が不可欠。ただし、株式やFXのトレードテクニックを学ぶことではないのでご注意を。
■ どんな資格?
この分野の資格には、公認会計士、税理士、証券アナリスト、ファイナンシャルプランナー、社会保険労務士、中小企業診断士、日商簿記検定、国際会計検定などがある。公認会計士は超難関の国家試験合格である。
■ どんな仕事?
会計学の専門知識は、企業の会計担当者だけでなく、ビジネスマンとして活躍する場合にも役に立つ。資産運用の専門家としては経営コンサルティングなどの仕事がある。
金融の知識を生かすには銀行や証券が一般的だが、一般企業の財務担当をめざすのも一案。財政がひっ迫している自治体の財政建て直しに貢献するという道もある。
■ どう選ぶ?
金融学としてミクロ経済学の視点から学ぶなら商学科や金融学科が適している。会計学は経営学科、商学科、会計学科などで専門的に学ぶことができる。資産運用に興味があるなら、金融、為替市場、株式市場などをキーワードに商学系の学科をチェックしてみるといいだろう。マクロの視点から学ぶなら経済学科ということになる。