日本の文化に興味がある。

■ どんな学び?
近年は日本のアニメや日本食などが海外で人気を集め、「クール(カッコいい)・ジャパン」と呼ばれるなど、日本に関心を持つ外国人が増えてきた。
しかし、もしも彼らから「日本の文化について説明してほしい」と言われたら、困ってしまう日本人は多いのではないだろうか。社会のグローバル化に伴い、自分の国のことを国際社会に向けて伝えていく力は今後ますます必要になる。だからこそ、自国である日本の文化や伝統を知っておくことが大切といえる。
日本文化というと、伝統芸能や古典文学などをイメージしがちだ。しかし、現代の日本人が持つ考えや生活習慣、そこから生まれた文学やアートなども重要な研究対象となる。また、海外で翻訳された日本の文学作品などを題材に、日本文化が海外でどのように評価されているかなどを考察する研究もあり、多彩なアプローチが可能だ。
■ どう選ぶ?
日本文化を学ぶなら、文学部の日本文学系学科、あるいは文化系学部・学科のなかの日本文化学科などに進むのが王道といえるだろう。しかし、ほかにも外国語学部に日本語学科を置き、言語として日本語を研究しながら日本文化の特色を学べる大学もあるし、国際系学部・学科のなかに設置された文化を学ぶ専攻・コースに、日本文化を中心に研究している先生がいる場合もある。
自分が日本文化のどんな点を学びたいのか考え、それに合う学部・学科を持つ大学を調べてみよう。
■ どう学ぶ?
日本文学系の学科では、古代から近現代までの日本文学の研究が中心となる。単に作品を読むだけでなく、作者の生い立ちや時代背景、時代とともに作品の評価がどう変わってきたかなど、1つの作品をさまざまな角度から見渡していく。作品の受け取り方は人それぞれ異なるため、大量の文献・資料を読み込んで自分なりの解釈を見つけていくことになる。
日本文化系の学科では、文学の研究とともに言語としての日本語の特質を探ったり、芸術(書道・美術・工芸)や芸能、民俗、考古学といった、より広範囲の研究に取り組める。時には、歌舞伎や伝統工芸などの製作現場を訪れる場合もある。さらに、外国文化との比較を通して日本文化の特徴を明らかにしていく研究手法などもある。
国際系学部・学科の日本研究コース・専攻では、文化を取り巻く政治や経済などについても幅広く学ぶ。また、「世界のなかの日本」という視点から日本文化の未来を考察したり、日本文化をいかに世界に向けて発信するかなどを研究していく。最近は、そのために欠かせない英語力の強化に力を入れている大学もある。
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