ファッション・エンターテインメントの世界に羽ばたきたい。

■ どんな世界?
1970〜80年代、イッセイ・ミヤケ、山本耀司、川久保玲(コム・デ・ギャルソン)などが国内外で高い評価を受け、DCブランドブームを作った。それから約四半世紀。日本を飛び出し海外を拠点にしたり、世界各地のコレクション(ファッションショー)に参加したりする日本人デザイナーはどんどん増加しており、その活躍には目を見張るものがある。最近では、官民一体となって日本のファッションを世界へ発信する取り組みも進められるなど、ファッション界では世界がどんどん身近になっている。
一方、ハリウッドやブロードウェイなどショービジネス・エンターテイメントの世界でも、特殊メイクや衣装などの分野で日本人クリエイターの存在が目立つようになりつつある。アカデミー賞衣装デザイン賞やメイクアップ賞に日本人アーティストがノミネートされたり、高い技術力が評価され映画制作に欠かせない存在となっているクリエイターがテレビや雑誌で紹介されたりと、日本人の活躍を実感できる機会も多い。実力次第で活躍のフィールドは世界に広がっているのだ。
世界に羽ばたく日本人クリエイターたち。その誰もが、最初から成功したわけではなく、慣れない環境のなかで知識・経験を積み、技術を磨き、独自の才能を開花させてきた。加えてチームで仕事をこなすことがほとんどのため、語学力やコミュニケーション力も欠かせない要素。クリエイターである前にまず人間として、国際的なセンスや教養を身につけることが必要なのだ。将来国際舞台での活躍をめざすなら、このことを肝に銘じておきたい。
■ 将来は?
アパレル関係や舞台制作会社などに就職し、知識・経験を積みながら、ステップアップをめざすのが一般的だろう。目標は最新ファッションを生み出すデザイナー、トレンドを発信するプランナー、エンターテイメント・ショービジネス系で活躍するクリエイターなど。携わった仕事が評価されれば、世界的に名を上げることも可能だが、オリジナリティやセンスが問われる世界であり、強い意志や努力が要求される。
チャレンジできる資格としては、ファッションビジネス能力検定、ファッション販売能力検定、ファッション色彩能力検定、カラーコーディネーター検定、パターンメイキング技術検定などがある。
■ どう選ぶ?
ファッションを学べる学科には被服学科、服飾学科、服飾美術学科、服飾造形学科などがあり、生活科学部や家政学部などに設置されることが多い。また芸術系の学科も選択肢の1つ。一方国際的な感覚や視野を身につけたいなら、国際系、語学系の学科がオススメ。自分の目標を明確にしたうえで、それに最も合致する学科を選びたい。