人に感動を与える映画やドラマを創りたい。

■ どんな世界?
かつて映像の視聴は、再生や受信する機器の関係で制約を受けていたが、iPodやワンセグ携帯などにより、いつでもどこでも楽しむことができるようになった。
一方、家庭のテレビでは、2011年の地上デジタル放送への完全移行、ケーブルテレビの普及などにより多チャンネル化が進んでいる。チャンネル数の増加によって、良質な映像コンテンツが必要とされている。
さらに、インターネットの世界では、You Tubeやニコニコ動画といった動画共有サービスが、映像表現の新たな可能性を予感させている。
こうした中で、映像表現も時代とともに進化や変貌を遂げてきた。
コンピュータグラフィックスやデジタル化表現などの技術、多様に展開しているメディアの広がり。しかし、映像表現がどんなに変化しようと、「新しい作品を創りたい」という強い思いが映像表現の原点であることには変わりない。映像表現の可能性を広げるのは、この分野をめざすキミ自身なのだ。
■ 将来は?
1つの映像作品ができあがるまでには、多くの専門スタッフの役割分担と協力によって成り立っている。
企画から、シナリオ(脚本)作成、撮影、画像処理、音入れ、編集など、映像制作の現場では、最新の知識と技術を身につけた人材が求められている。
就職先としては、テレビ局やテレビ番組制作会社のプロデューサーやディレクター、技術など、映画関係で映画監督、音響クリエイター、脚本家などがある。また、企画ということでは、映画配給会社、出版社、広告代理店なども考えられる。
■ 資格は?
映像関連の持っていると有利と言えそうな資格に、日本ポストプロダクション協会が行う「映像音響処理技術者資格認定」がある。技術、映像、音響、コンピュータ、オーサリング、著作権などの各分野の知識、およびポストプロダクション業界で必要とされる技術提案的営業能力、スケジュール管理能力などを判定する。
■ どう選ぶ?
映像表現について学ぶには、工学系学部の情報電子工学科、情報ネットワーク学科、情報ビジネス工学科、情報メディア工学科、また芸術学部の映像学科、情報メディア学科、デザイン情報学科・映画学科などが挙げられる。
映像表現の基礎からしっかり学べること、また理論と現場の両面を学べるように配慮されている大学を選びたい。機材や施設など制作環境が整っていることも大きなポイントだ。企画関係をめざすのならば、ビジネス系の学部・学科という選択肢もある。
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