マスコミに就職したい。
■ どんな世界?
雑誌や書籍の売れ行きが悪くなった、夕刊の配達をやめる新聞が出てくる、ケーブルテレビのニュース専門チャンネルなど、マスコミ・マスメディアを取り巻く環境は変化している。
マスコミのあり方を大きく変えた要因の1つが、インターネットの発達だ。地球上のあらゆる場所からの情報を入手できるようになり、一方個人が世界へ向けて情報を発信することが可能となった。
ある大人気の携帯小説サイトの月間閲覧ページ数は、35億ページにも及ぶという。速報性も放送メディア(テレビ・ラジオ)の専売特許と言えなくなっている。
そうはいってもマスコミの持つ社会的影響力は依然として大きい。どのように活用すると効果的なのか、米国大統領選挙はその格好の例と言えるだろう。
■ 何を学ぶ?
大学でのマスコミ研究は多岐にわたっている。マスコミの全体像を学ぶマスコミ論、広報や広告の仕組みや基礎を学ぶ広告論、メディアの歴史を学ぶジャーナリズム史といった分野があり、報道被害にかかわる報道倫理・規制や外国のメディア研究なども含まれる。
文章作法や取材法などの科目もあるが、エンターテインメント分野での映像や音楽の制作、Webの分野でのコンテンツの制作など、より具体的・実践的な能力の養成に力を入れている大学・学部も近年増えている。
■ 将来は?
マスコミの世界にはさまざまな職種があり、常に優秀な人材が求められている。それはつまり、競争の激しい業界ということだ。
例えば、同じ出来事や事件を取り上げるのでも、速さと同様に他とは違った視点も必要とされる。そこでは、スペシャリストたちがチームとなって互いに協力しながら、ライバルとしのぎを削っている。
また、記事や原稿、写真のやり取りは、電子メールを介することが圧倒的に多くなるなど、パソコンの基本操作、IT(情報通信技術)を駆使する能力は必須と言えそうだ。
■ どう選ぶ?
将来の志望ははっきりしていないが、マスコミ自体に興味がある場合には、「メディア」や「コミュニケーション」をキーワードに学科を選ぶ、幅広く知識を身につけることに努めるのも1つの方法だ。
進みたいマスコミ分野・職種が決まっているときには、志望に合わせて専門的な知識や技能を学べる進路選択をするべきだろう。
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