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医師になりたい

医学を学びたい。

医師になりたい

■ どんな状況?
 医師の国家試験を通り医師免許を取得すれば、どの診療科に就くこともできるのが日本の制度。眼科も、脳外科も、産婦人科も、小児科も、すべて同じ資格であり、自分がめざす診療科の医師になれるのが現在の制度である。ただし、「○○科の専門医を名乗ろう」というように勝手に名乗れるかというとそれは違う。専門医はNPO法人格を持った学会ごとに認定しているもので、認定医と指導医がある。この2つのどちらかを持っている者が専門医だったわけだが、もっと国民にわかりやすい専門医制度として、厚生労働省が別の基準で新制度を作った。例えば肺がんの手術を主に行っている医師で一定の条件をクリアすれば、「日本呼吸器外科専門医」と名乗れる。現状、2つの専門医制度があるということだが、いずれにしろ臨床医としての確かな能力の証ともいえ、認定されるにはそれなりの実績を積み重ねないといけない。専門医は資格ではないが、患者側から言えばこの肩書きで医師の専門性と実績をチェックできるため、利点は大きい。だが、残念ながら、制度の詳細はあまり知られていない。ちなみに他の先進国のほとんどは診療科ごとに免許がある。
 ところで、もし「お金儲け」のために医師を志す人ばかりだとしたら、外科や産婦人科、小児科などハードな診療科のなり手は、ほとんどいなくなってしまう。専門医を名乗るまでの「修業」は長いし、実際の実入りも一般に思われているほどよくはないからだ。むしろ、高齢化が進む日本では、重篤な病状も多く急患に素早く対応しなければならないなど、緊張感を持って仕事に臨まなければならないため、肉体的・精神的にも相当なタフさが要求される。

■ どんな仕事?
 医師である前に、「医者」でなければならないということが最近、頻繁に言われている。あたり前のことだが、患者の立場になり、倫理観を持って、医療にあたれる医師でなければならないということだ。近年は各大学医学部に倫理委員会などが設けられ、医学生の人間教育にも注力するようになった。
 また、臨床の現場では、「チーム医療」が主流となっている。より高度な医療サービスを実現するため、看護師や薬剤師、管理栄養士、医療技術スタッフなどが協力しての医療体制だ。現代の医師にはチーム全体を統率するリーダーシップと、チームメイトやご家族も含めた患者側に信頼される人間性も大切な要素になっている。

■ 資格は?
 医師免許は、医学課程を修了後、国家試験に合格することで取得できる。医師国家試験の合格率は約9割。国家試験合格後は2年以上の臨床研修が義務づけられている。

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