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ITを活用した新ビジネスに興味がある

インターネットをビジネスに活用したい。

ITを活用した新ビジネスに興味がある

■ どんな世界?
 パソコンでインターネットを通じて調べ物をしたり、携帯サイトでSNSや動画を楽しんだりと、高校生諸君にとっては「生活の中のインターネット」が昔のテレビのように当たり前になっている。
 とはいえ、インターネットの利用が広くいきわたったのは1990年代半ばであり、メディアとしてはまだまだ新しく、可能性を秘めているといえる。
 IT(情報通信技術)の発達で、それまでの企業と企業の結びつきが重視されていた日本で、個人と企業が対等な立場で水平に結びつく時代が到来し、ビジネスの世界にも革命的な変化をもたらしつつある。
 例えば、テレビ会議や携帯電話は場所に縛られることから人を解放し、ネットショッピングは店舗を持たなくても(つまり高額の開設資金がなくても)さまざまな商売を行うことを可能にし、ネットでの株取引やネットバンキングはカネの流通を加速させた。
 広告費もインターネット上の広告が4大メディアの1つであるラジオ・雑誌を抜き5900億円と予測されている。これにより、企業活動は、マーケティングをはじめ経営のあり方自体も見直されてきている。インターネットの存在抜きではビジネスを考えることすらできなくなる日が来たといえる。
 企業は、インターネット上に自社のウェブサイトを開くことで、最新の商品やサービスの内容をリアルタイムで詳しく伝えることもできる。若い世代ほど、テレビCMを介さず、直接ネットの広告から商品を知るという統計も出ているほどだ。
 また、ITの活用で膨大な情報を一元管理できるようになれば、さまざまな情報をネット上で共有する「ナレッジマネジメント(知識管理)=KM」も可能となり、ビジネスの強力な武器ともなる。

■ ネットと広告ビジネス
 インターネットの普及によってもっとも変化したメディアのひとつが、広告メディアだ。  前述したように、現在、インターネットでの広告費はラジオ・雑誌を抜いて、メディアの一角を占めており、今後も市場の拡大が予想されている。
 それに伴い、ほとんどの企業では、広告やキャンペーンなど、インターネットを活用して消費者をひきつけることに力を入れている。
 ホームページを使った広告やネット上での販売システムの企画・提案・制作といったビジネスへのニーズも急増している。今後、これまでのテレビ、新聞といった古いメディアとは違った視点から、企画・制作ができる人材がさらに求められていくだろう。当然、情報漏えいへの対策も重要になっているからセキュリティ分野のビジネスでも裾野が急速に広がっている。
 また、プロフィール紹介サイトに代表されるように、携帯サイトも多くの人が利用している。ある携帯専用無料ホームページサービスなどは224万人もの利用者を集めており、活用しだいでは新しいビジネスも展開できるだろう。

■ ネットがビジネスに与えた影響
 基本的なビジネスモデルも大きく変わった。例えば、B to B (Business to Business = 企業対企業)という企業間取引がこれまでビジネスの基本だったが、インターネットの普及によって、B to C (Business to Consumer = 企業対消費者)という、消費者が企業から直接、モノやサービスを得るビジネスが大きな位置を占めるようになった。
 株式のネットトレーディングやオンラインバンキングを含め、こうしたネット上で契約や決済などを行う取引を「eコマース(電子商取引)」と呼ぶ。いまやオンラインショップで買えないものはない、という状況だ。
 さらに、ネット利用の拡大はC to C(Consumer to Consumer)といった消費者間取引の増大を生み出した。その代表が、ネットオークションだ。オークションの場を提供して手数料で収益をあげるビジネスも伸びている。その需要は高まる一方で、さまざまな企業や業種、そして個人が、eコマースの世界に参入し続けている。
 さらには、動画投稿サイトも盛況だ。著作権を侵害しやすいことや、収益のモデルがまだ確立していない問題点はあるが、それらが解決されれば、テレビやラジオのようなメディアになる可能性を秘めている。

■ 何を学ぶ?
 インターネットを利用したビジネスに必要なのは、技術的なことや、最新知識だけではない。もちろんそれらは大事だし、基本なのだが、交渉力やプレゼンテーション能力も必要になってくる。というのも、顧客にその商品やサービスのよさを伝えられなければ商売にならないのは、これまでのビジネスとなんら変わりがないからだ。
 また、日本よりもインターネットビジネスの進んでいる海外との提携も予想されるから、英語力だって重要だろう。大学の中にはそのような力の育成に力を入れているところも多いから、よく調べておこう。

■ どう選ぶ?
 現在、経営学や商学を学ぶうえでITに関する知識は必須のものとなっている。
 経営学・商学系の学部・学科では、先に触れたKM(知識管理)など情報関連の科目を大幅にカリキュラムに組み込み、ITを利用するビジネスでの実践力養成を重視する大学がほとんどだ。
 文系の学部・学科であれば、「情報」「メディア」をキーワードに調べてほしい。また、理工系の学部・学科でも、経営工学科等の学科でITビジネスを学ぶことが可能だ。


駒澤大学グローバルメディア・スタディーズ学部
グローバル・メディア学科の場合

地球規模の問題解決に取り組む未来志向の新学部。


国際社会が抱える複雑化した問題を解決する人材育成をめざし、 2006年4月に誕生した未来志向の新学部。グローバルなコミュ ニケーション能力を鍛えるために英語科目にはネイティブスピ ーカーによる徹底した少人数制授業を導入。会話だけではなく 英語での情報収集や発信をスムーズに行えるレベルまで高め、 ビジネスでも通用する実践的な力を身に付ける。またメディア やコンテンツを学術的に研究する科目と、最新のメディアを実 践的に学習する情報リテラシー教育科目を必修として配置。 メディアを駆使し、コンテンツを創出する力を修得し、社会の 幅広い分野で活躍できる力を養成する。

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