平和な多文化共生の世界をつくりたい。

●どんな世界?
環境や平和の問題はもちろん、現代ではさまざまな問題に対して地球的規模で取り組まなければ解決できないのが実情である。一つの国家のなかでの問題が、世界中のさまざまな問題と密接に、不可分に結びついているグローバル化の時代には、国際的な知見と行動が問題解決に求められている。メディアでも頻繁に伝えられているように、世界各地で勃発する民族紛争や大規模災害などは、一国の内政問題としてではなく、国際的な課題として多くの国の政府やNGO/NPOといった民間団体、個人が協力しながら取り組みが進められている。ビジネスの世界においても、地球規模のネットワークのなかでヒト・モノ・カネそして情報が動いてビジネスが成りたっているのが現実である。
グローバル化がさらに進展していくいま、国際舞台で自信をもって活躍できるすぐれた人材の育成に重点を置く大学が増えつつある。基礎的な知識や技能の習得をベースにした学際的なカリキュラムによって、国際社会に通用する実践的能力を養成する。また、英語で行われる授業によって留学と同じ効果を得られる教育システムや、海外現地研修や短期・長期の留学制度などが整備されているところも少なくない。
●何を学ぶ?
基本となるのは高度な英語能力の習得である。英語による授業に加えて、授業における討論やレポート作成など学びのさまざまな領域でも英語を用いて、高度な英語力を身につける。
その上で、世界中の多様な国・地域の文化や社会、さらには政治・経済についての理解を深める、ビジネスやコンピュータに関するスキルを磨く、といった学びを積み重ねていく。異なった民族や宗教、文化、価値観の間に発生する問題を分析し解決する能力を、学際的な学びを通じて身につけていくのも、特徴の一つである。また、英語以外の言語の習得も、もちろん重要な課題の一つだ。
●将来は?
国際公務員として国連やOECDなどの機関で働く道や、世界各地で活動を続けているさまざまなNPO/NGOで国際ボランティアとして業務に従事する道などが挙げられる。そのほか、報道機関や国際的な企業に進む選択肢もある。
●どう選ぶ?
教養系の学部を「国際」「グローバル」といったキーワードでチェックしておきたい。その他、国際関係・国際文化系や、外国語学部系も候補になる。