快適な空間をつくるプロになりたい。

●どんな仕事?
テレビの情報バラエティ番組に、「その道のプロ」が、フツーの古びた部屋をびっくりするくらいセンスアップしてくれる企画がある。そうした仕事に携わりたい人のための資格が「インテリアコーディネーター」(インテリア産業協会認定資格)と「インテリアプランナー」(建築技術協会普及センター認定資格)だ。
どちらもインテリア全般を扱う資格で、住む人のライフスタイルや用途、好みなどに応じて、快適な住空間を演出するのが仕事だ。具体的には内装仕上げ材からカーテン・カーペット・照明・家具・室内装飾など、依頼主の要望に添うようにプランを提案する。どちらかといえば「建築寄り」なのがプランナーで、空間のプランニング作りから具体的な設計・施工管理までを担当する。コーディネーターは商品の選択や配置などの面で実力を発揮する。
とはいえ、ともにインテリアに関する広い知識やセンスが求められることに変わりはない。さらに最近では健康や環境面の配慮から、アレルギーを引き起こす素材や有害物質を含む壁紙等の情報にも注意が必要だ。経験豊かな人材になれば、街づくりや都市の再開発計画などに建築士とともに関わる場合もあり、デザイナーとして幅広い役割が求められるようになってきている。
●どんな試験?
インテリアコーディネーターの試験は、1次は商品、販売、計画、技術などの基礎知識、2次では論文およびプレゼンテーションが課される。年齢・職業・学歴・経験は不問。
一方、インテリアプランナーは20歳以上(試験を受ける年の4月1日現在)の者でなければ受験できない。試験は1次のみで「学科試験のみ」「学科試験+設計製図試験」「設計製図試験のみ」の3種類からひとつを選択する。
●どう選ぶ?
インテリア全般の幅広い知識を身につけたいなら、工学部の建築系学科も選択肢に入る。芸術学部のデザイン系学科や家政学部・生活科学部の生活美術系学科の中にも、インテリアデザインに関する科目を設けているところがあり、より専門的に学ぶことができる。
ともあれ、この分野はセンスが勝負。大学の授業で専門的な基礎知識を得ると同時に、自分なりに常に感性を磨く努力をしよう。そのためには、インテリアショップや雑貨屋をひんぱんに覗いたり、アルバイトをしたりして実践力を身につけるのもいいだろう。