ドイツ語圏の人々と交流したい。

●どんな状況?
バッハやベートーベンなどの音楽家、ゲーテやヘッセ、カフカなどの文学者、カントやニーチェなどの哲学者…数多くの芸術家や文化人を輩出しているドイツ。そんなドイツに憧れを持つ若者も少なくない。歴史的にみても、大日本帝国憲法がドイツ憲法を手本として作られたように、法律・医学・軍事・科学など日本の近代化に大きな影響を与えたのがドイツである。現在でも、ドイツはヨーロッパ最大の貿易相手国であり、日本との友好は深い。また、ドイツは社会福祉や環境問題の先進国として知られ、学ぶべきことも多い。
このようなドイツの文化を知るためにも、経済的交流や友好を深めるためにも、マスターしておきたいのがドイツ語だ。ドイツ語を公用語としている国は、ドイツのほかにオーストリア、スイス、ベルギーなどがあり、欧州連合の公用語のひとつでもある。ちなみにドイツ語人口は世界で約1億2,800万人といわれている。
●何を学ぶ?
大学でドイツ語を学ぶとすれば、他の語学を学ぶのと同じように、ドイツ語の運用能力(聞く・話す・読む・書く)だけでなく、ドイツ文学をはじめドイツ圏の歴史・芸術・社会・思想など文化全体を幅広く学ぶのが一般的。高学年になると、文学・芸術・社会などのコースに分かれて、ドイツ語をベースとした専門研究が行われる。
ドイツ語は文法や単語が英語に近く、中学・高校と普通に英語を勉強してきた人ならば理解しやすい。また、ドイツ語は日本人にとって発音しやすいと言う人も多い。初めのうちは多少の戸惑いはあるだろうが、ドイツとの交流や文化に興味があれば、習得に際してさほど大きな負担にはならないだろう。
高いドイツ語能力と専門知識を身につけた学生は、卒業後、商社をはじめとしたビジネスのほか、旅行・観光・航空の分野、ジャーナリストなど、国内や海外駐在員として活躍。また、ドイツ語の通訳・翻訳者としての道も開かれている。
●どう選ぶか?
ドイツ語を学ぶなら、外国語学部や文学部のドイツ語学科やドイツ文学科に進むのが正攻法。これらの学科では「独検(DDJ)」などの語学検定に向けた対策講座を設けているところも多い。また、ドイツでの語学研修や留学制度を設けている大学も多いので、本場でドイツ語を学びたい人は要チェックだ。