教育の質があらためて問われる時代に
2006年10月に発足した教育再生会議の最終報告が、2008年2月に提出された。この報告の中で「世界をリードする大学・大学院をめざす」大學・大学院改革として、6つの提言がなされているが、注目すべき点は、「大学の『教育の質』を高目、成績評価の厳格化を図り、卒業生の質を保証する」という提言である。
確かに、現在の大学における成績評価は20〜30年前の大学に比べ、厳しくなっているが、教員による差もある。GPA制度を取り入れ、学生へ注意・勧告を出す大学もあるが、学生も「最後は何とかしてくれるだろう」と安易に考えるケースもある。
大衆化した大学教育の中で、真に大学が取り組むべきことは、提言の内容を実現させていく方法論の確立だろう。表面的な改革しかしていない大学にとっては、教育の質、経営の質が厳しく問われる時代になりつつあるようだ。