大学新卒者の就職状況が好転する一方で、近年、卒業しても定職に就かなかったり、せっかく就職したのに数年で離職する若者が増加して、大きな社会問題となっています。
大学在学中に卒業後の将来設計を行わず、職業観も養わないまま、漠然と学生生活を送っている学生が増えたことが、こうした事態を招くことになったといえるでしょう。
このような状況を受けて、近年では入学時から勤労観や職業観を育て、就職基礎能力を養う、「キャリア支援」に力を入れている大学が増えています。
かつての「就職部」を「キャリアセンター」などと名称変更し、単なる就職支援にととまらず、人生設計を含めた幅広い学生のキャリア形成を促す支援を実施するようになりました。
キャリア支援プログラムの内容は大学によりさまざまですが、1・2年次では「キャリアデザイン」「キャリアプラン」をテーマに、働くことの意義や、自分の将来像を描くことをねらいとする大学が多くなっています。
3年次になると、より具体的な就職対策プログラムがスタート。各大学では、多彩な就職プログラムを設定しています。
学生はこれらのイベントによって、就職活動に必要なさまざまな情報や能力を身につけていきます。