近年の大学では、一般企業などと同じく、コンピュータや情報通信などのIT(情報技術)を生かした施設・設備の充実化が図られています。
今や、ほぼすべての大学にはコンピュータルームが完備され、勉学やクラブ・サークル活動などに幅広く活用されています。学生1人に1台のコンピュータというのはもはや当たり前で、全員が必携という学部・学科も珍しくありません。
パソコンやコンピュータネットワークを利用して、教室以外の場所でも時間を選ばすに学習できるeラーニングも、今や教育現場に定着しているといえるでしょう。
異なるキャンパス同士や国内の他大学、海外の大学とオンラインで結び、リアルタイムの遠隔授業を実施している大学も少なくありません。教員の研究活動面でも、海外の大学や研究機関とインターネットを介しての国際会議などが頻繁に行われるようになっています。
語学教育においても、最新のAV機器や同時通訳システムなどを備えたLL教室を設ける大学が増加し、学生の外国語コミュニケーション能力向上に寄与しています。
大学の「心臓部」といわれる図書館でも、今やコンピュータを活用して蔵書を自由に検索できるようになっていますし、CDやDVDなど図書以外のライブラリーの充実も図られています。さらに、貴重な図書や文献をデータベース化する動きも進んでいます。
このように、大学ではさまざまな施設・設備でIT化が進んでおり、校舎全体が高度な情報通信システムやデータ処理機能を完備したインテリジェント・ビルとなっている例も少なくありません。