大学案内を読むスタンス-3
○どう感じる?
おもしろいけれど、どれも似ている
clickで拡大しますおもしろくて、読みやすい。高校生は概ね現状の大学案内に満足しているようです。 一方で、冊子としてのボリュームに負担を感じつつ(「本が分厚い」)、内容が「充実している」と「不十分」が拮抗しています。大学案内は、極めて情報量の多い本と言うことができます。たくさんの情報を掲載し読者のニーズに応えながら、負担感をいかに和らげるのか。コミュニケーションツールである大学案内は、こういった一見矛盾した考え方も求められます。また、「どれも似ている」が「それぞれ独創的」を上回りました。これも矛盾しているようですが、どの大学も異なり、どの大学も似ています。図らずも高校生はこの本質を突いているのかも知れません。大学案内の使命は、他大学との差別化だけではないはず。他大学との相違点と類似点をいかに効果的に示していくのか。これが大学案内のオリジナリティのポイントとなりそうです。
|
大学案内を読むスタンス-4
○どんな気持で大学選び?
気になる「ゼロ」の山
clickで拡大します大学進学率が50%を超える時代において、高校生は期待を抱いて大学に進学するのか。回答は概ね「プラス(前向き)」となりました。気がかりなのは「前向き」でも「後ろ向き」でもない「ゼロ」にひとつの山ができたこと。「不本意に大学進学」するとは言えないまでも、消極的な動機で大学進学する高校生が一定数いるようです。この「ゼロ」の山は、志望系統に関わらず同様に見られます。一方、所属クラブ別では、「帰宅部・その他」において最も高い山となってあらわれました。この山をどのように見るのかは、入試広報戦略によって異なるところでしょう。積極性のあるクラブ所属者に訴求するのか、消極的ではあってもボリューム層である「帰宅部」をターゲットとするのか。今回の調査では、「なぜ大学に進学するのか」、大学進学の主体性を測る質問も設けており、性別・高校レベル別のより詳細な分析も行いたいと考えています。
|