入学試験と聞くと「どこに入れるか」「どのくらい勉強すれば良いか」「何を勉強すれば良いか」が先だってしまいがちです。しかし(特に私立大学の)入試制度は多様化されており、上手に利用すれば負担を軽減できたり、反対に制度を理解せずに挑戦することは無理・無駄の多い受験勉強を招きかねません。まずは志望校の入試制度のうち、自分にあったものを把握しましょう。
大学の入試には「推薦入試」「一般入試」「AO入試」の3種類があります。国立大学の「推薦」「AO」は私立大学と比べて募集人数が少なかったり、出願条件の学業成績基準が厳しいことが多く、ほとんどの受験生は一般入試に挑戦しています。では、3種類の特徴を見ていきましょう。
9月から12月にかけて行われ、自己推薦や指定校推薦などのバリエーションがあります。高校在学中の評定平均値など細かい出願条件が定められていて、主に面接と小論文で選考されます。
1月下旬から3月下旬まで行われる試験。筆記試験(一部面接や実技が課されます)の結果がものを言います。受験科目数や出題範囲は大学によってさまざま。得意科目や、いくつか受験した科目のうち高得点の科目で合否を判定する制度もあります。また多くの私立大学が「大学入試センター試験(後に説明します)」の結果をそのまま合否判定に用いる「センター試験利用入試」を取り入れています。
国公立大学の一般入試は、例年1月中〜下旬に行われる「大学入試センター試験」の受験から始まります。結果を自分で採点し、どのくらい点がとれたかを見越した上で、志望校を決定。二次試験の出願を行います。大学入試センター試験は、国公立大学の多くが5教科7科目を課しているため、十分な事前準備を心がけてください。
二次試験は、前期・中期(一部の公立のみ)・後期日程があります。ただし、最近は後期日程を廃止する国立大学が増えており、志望校がどのようなタイミングで募集をかけているのか十分に把握しておくことが大切です。
AO入試とは、大学のアドミッションポリシー(どんな学生を求めるのか、という大学の方針)に沿って、受験生の学びに対する意欲を「面接」「レポート」「基礎能力適性検査」などで総合的に審査する入試制度です。学力試験の成績だけではなく、スポーツの成績やボランティア活動も評価の対象になることがあります。
大学によって内容が大幅に異なるため、早めに入試要項を取り寄せて、詳細を吟味してください。募集は7月〜3月にかけて随時実施されますが、合格まで比較的時間がかかることや、客観的に自分が合格圏にいることを確認する手だてがないことに注意が必要です。万が一を考慮して一般入試に対応できる準備を並行しておきましょう。
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