view_3 お金・進学費用の話

初年度納入金は文系学部で120万円。
大学進学に必要な資金計画は入念に。


併願校の合格発表日と、入学手続き締切日にご注意を。

 大学進学は受験料にはじまり、入学金、授業料、教材費、さらには生活費など、出費がかさみます。なかでも一番大きいのが、入学金や授業料といった学費です。初年度納付金は国立大学で平均82万円。これに対し、私立大学は学部や学科によって差はありますが、文系学部で平均120万円となっています。

 合格後の手続きとして、第1志望校の合格発表日前に第2、第3志望校の入学手続き締切日がある場合、ひとまず入学の「権利」を確保するために、入学金相当額を納入する必要があります。入学手続きの時期はこういった出費も求められ、余裕のある進学資金を用意しておきたいものです。


私立大学生を支える特待生制度や受験料割引制度。

 卒業するまでに払う授業料は、8回(1年を前期と後期に分けて4年分)に分けて支払うパターンが多いようです。また、一人暮らしをするとなると、入居費用や家財道具、家賃、生活費とかなりの負担となります。大学に学生寮があれば、活用するのも得策でしょう。

 このほか私立大学は、家計の経済的負担を軽くするために、さまざまな制度を設けています。

 例えば入学試験を全国の主要都市で行い、交通費・宿泊費の負担を軽減。さらに複数回受験する場合の割引や、採用枠は小さいものの、入学試験や在学中の成績優秀者の入学金や学費を免除する「特待生制度」もあります。


奨学金制度や教育ローンは事前にしっかりと確認を。

 大学進学のための資金計画を考えるとき、注目したいのが「奨学金制度」と「教育ローン」です。

[奨学金制度]

 奨学金には給付(返還不要)と貸与(要返還)があり、貸与奨学金には無利子と有利子のものがあります。
●日本学生支援機構奨学金
さまざまな奨学金のなかで最も利用者が多く、日本の大学生の約4分の1が利用しています。無利子貸与と有利子貸与の2種類があり、大学入学前でも「予約採用」という形で申請が可能。高校を通じて申請します。
●地方公共団体の奨学金
都道府県や市町村などの各自治体も独自の奨学金を設けています。応募資格や募集人数、貸与金額、期間は自治体によって異なるので、詳細は早めに確認するようにしましょう。
●大学独自の奨学金
前述した特待生制度以外にも、各大学では独自の奨学金制度を設けています。その内容は学費補助的なものから、スポーツや課外活動での成果を奨励するもの、資格試験や海外留学など学業上の目的を支援するもの、父母会やOB会などの関係者組織による奨学基金など多種多様です。

[国の教育ローン(日本政策金融公庫)]

●教育一般貸付
学生一人につき300万円が融資限度額。入金資金については、志望校決定後、合格発表前に申し込みができます。
●郵貯貸付
教育積立郵便貯金(新規預入は2007年9月で終了)の預金者で積立を完了している方は、預金残高の範囲内で200万円まで借りられます。

[その他の教育ローン]

銀行や信用金庫などでもさまざまな教育ローンが用意されています。私立大学によっては金融機関と連携し、大学が保証人となって融資を受けられる制度も。他にも独自の融資制度を設けている大学があります。



DATA & COLUMN
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初年度納付金平均額  グラフ(初年度納付金平均額)

教育費の捻出方法  グラフ(教育費の捻出方法)


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