allow corporation PRESENTS “親子で高める進学力”

view_2 就職・進路の話

低学年からはじまるキャリア教育。
今から将来の夢を考えることが大切。


大学を卒業しただけでは難しい昨今の就職事情。

 2008年から始まった世界的な経済状況の悪化は、就職活動をする学生たちにも大きな影響を及ぼしています。1990年代のバブル崩壊とともに訪れた就職氷河期は、見方にもよりますが10年近く続きました。それを考えると、現在の厳しい就職状況も数年は続くと覚悟した方がいいかもしれません。

 就職氷河期と現在の状況には、大きな違いがあります。多くの企業は就職氷河期に新入採用を大幅に控えたことで、技術の継承ができない「世代の空洞化」という、大きな痛手とも言える状況をつくりだしました。現在はこの状況を逆手にとった採用戦略を打ち出す企業も多くあり、景気の悪化が続いても、以前のような就職氷河期の再来はないだろうというのが大方の予想です。しかし、安定している業種や大手企業の少ない求人に、多くの学生が殺到していることもあり、世の中の就職状況が以前よりも厳しくなっているのは間違いありません。

 そのなかで、就職に関して見誤ってはいけないのは、多くの企業は有名大学を卒業した成績の良い学生を求めているわけではないということです。応用力や柔軟性、問題解決能力、コミュニケーションスキルといった、社会で活躍するための潜在能力を重要視しています。それは“学生時代をどのように過ごしたか”が問われると言ってもいいでしょう。


キャリア支援の新しい取り組みが 学生の進路選択をサポート。

 現在、ほとんどの大学では早期からキャリア支援、キャリア教育を盛んに行っています。これは就職氷河期時代を経て進化してきたもので、大学の進路支援サービスは、質・内容ともに大きく強化されました。例えば各種資格取得の支援、企業や自治体で就業体験をするインターンシップ、企業の人事担当者を招いての就職意識を高める講演、業界研究、マナー講座、筆記試験・面接対策などが行われています。

 多くの大学では入学直後から将来のビジョン(具体的な職業とは限りません)を描かせ、「そのためになにをすべきか」を考えさせる教育が主流になりつつあります。時代の流れに即した進路支援ができるよう、教育体制や内容は変化しつつあります。
 新しい取り組みとしては、内定を決めた先輩による進路サポートや、ボランティア活動を通じて物事への対処法や問題発見・解決の方法を学ぶ「サービス・ラーニング」、保護者に向けた進路説明会など、大学ごとにさまざまな特色があります。このような状況だからこそ、保護者の皆様にぜひお願いしたいことがあります。社会経験のある大人ならではの意見をお子様に伝えてください。なかには大学選びと一緒に「めざす職業も決めなくては」と焦ってしまうお子様もいます。大学はキャリア教育が充実したことで、実現可能な道筋で卒業後の進路を考えていくことができます。大学選びの段階で「どのような仕事がしたいか」と考えるのも大切なことですが、自分の可能性を狭めてしまわないよう、広い視野を持つことも必要です。

 世の中の就職状況が年々厳しくなっているのは事実ですが、数年後にどうなっているかは誰にも分かりません。そのような状況を心配するよりも、目の前の課題を一つひとつ乗り越えていくことが何よりも大切です。それは社会人としての基礎体力を身につけることに確実につながっていきます。


DATA & COLUMN
※クリックで表・グラフを拡大表示します。

大学卒業後の状況  グラフ(大学卒業後の状況)



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